Kindle端末の購入で迷わないで済むように、Kindle端末(無印Kindle・Kindle paperwhite・Kindle oasis)を比較してみました。
2020年版です。
また、Kindle端末の中で、最もおすすめの機種がどれなのかも意見を述べています。
Kindle端末を選ぶ時の注意点
Kindle端末選ぶ時に、知っておいた方がよい注意点をまとめました。
購入前に知っておけば、後悔しないで済むような事柄ばかりなので、Kindle端末の比較を読む前に、絶対目を通しておいてください。
キッズモデルがあるのは無印Kindleだけ
Kindle端末には、『キッズモデル』と呼ばれる子供向けに作られたバージョンが存在するのですが、キッズモデルが存在するのは無印Kindleだけです。
Kindle paperwhiteとKindle oasisには存在しません。
キッズモデルには、3つの特典が付いてきます。
- Free time unlimited
- 2年間の限定保証
- 本体カバー
Free time unlimitedとは、1000冊以上の子供向けの電子書籍を追加料金なしで1年間読み放題になるサービスですね。
2年間の限定保証とは、通常1年しかないKindle端末の限定保証が、キッズモデルを購入すると、2年に延長されるということです。
キッズモデルは、Kindleを子供に使わせるのに便利なサービスが目白押しなので、子供用にKindle端末を購入しようと思っている方に、おすすめなのですが、本体は無印Kindleになり、Kindle paperwhiteやKindle oasisにはできません。
注意してください。
無印Kindleだけ選べる容量が小さい
無印Kindleだけ、選べる容量が4GBのみとなっており、Kindle paperwhiteやKindle oasisと比べると小さいです。
Kindle paperwhiteとKindle oasisは、8GBもしくは32GBのどちらかを選ぶことができます。
Kindle端末は、基本的にAmazonの用意してくれる無料クラウドにて購入した電子書籍を管理し、読みたい電子書籍をダウンロードして使うといった運用になります。
そのため、必ずしも容量が大きい必要はなく、容量がいっぱいになったら端末内のデータを削除し、新しい電子書籍をダウンロードすればよいだけの話なのですが、海外旅行のフライト中など、クラウドにアクセスできない環境下へとたくさんの電子書籍を持っていきたい時は、無印Kindleだと物足りないかもしれませんね。
ですので、海外旅行に持っていきたい、キャンプに行った際に読書を楽しみたいといった、Wi-Fi環境がない状態でのKindle端末の運用を考えている方は、無印Kindleだけは、選べる容量が小さい点に注意してください。
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無印Kindleだけ非防水
無印Kindleだけ、非防水です。
Kindle paperwhiteとKindle oasisは防水対応しています。
2019年度に無印Kindleは、第10世代へとアップグレードしましたが、アップグレード内容に防水機能は入っていません。
Kindle端末の中で、無印Kindleだけは防水機能が付いていないので、入浴中の運用を考えている方は要注意ですよ。
▼防水対応のKindle端末
Kindle端末にはWi-Fiを必要としないモデルがある
Kindle端末には、有料オプションを付け加えることで、Wi-Fiを使わずに電子書籍を購入・ダウンロードできるものが存在します。
Kindle paperwhiteとKindle oasisですね。
Kindle paperwhiteとKindle oasisには、無料回線を付加することが可能です。
無料回線とは、Amazonがインターネット回線料金を負担することで、ユーザーは無料でKindle電子書籍の購入・ダウンロードが行えるようになるといったオプション。
初期に付加料金がかかるものの、以降はKindle端末での電子書籍の購入・ダウンロードにかかるインターネット料金はAmazonもちになり、Wi-Fiに接続しなくても使用できる端末になるというわけです。
ただし、Kindle端末を利用して、Amazon負担のもと好き放題にインターネットを利用できるというわけではなく、あくまで、Kindleコンテンツの利用の際にかかるインターネットの使用に制限されているということはお忘れなく。
ですので、初期費用はかかってしまうものの、無料回線を付加すれば、自宅にWi-Fi環境が整っていなくとも、Kindle端末を利用できますよ。
▼無料回線を付加できる端末
Kindle端末の比較
無印Kindle・Kindle paperwhite・Kindle oasisの3種を比較しました。
それぞれの長所・短所をまとめています。
加えて、各Kindle端末がどういった人に適しているか、個人的な見解も述べているので、参考にしてみてください。
無印Kindle
無印Kindleの長所
- 価格が安い
- フロントライトが付いた
- 軽い
無印Kindleは、全Kindle端末の中で最も安いのでお財布に優しい。
価格が安いから機能性が悪いのかというと、2019年に第10世代へとアップデートを果たした際、フロントライト(LED4個)付加されたので、読書をするにあたっての最低限の機能は持ち合わせています。
本体重量は174gと軽く、片手で楽々読書を楽しめますよ。
価格が安い・フロントライト・軽いの3点が、無印Kindleの長所であり、おすすめのポイントでもあると思います。
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無印Kindleの短所
- 解像度がやや低い
- 非防水
- 無料回線が付加できない
無印Kindleは、解像度が167ppiとやや低いです。
Kindle paperwhitreとKindle oasisの解像度は共に300ppiとなっており、他2つの機種に比べ、無印Kindleの解像度はおよそ半分。
ただ、読みづらいかというと、気にはならないレベルだと思います。
スマートフォンで活字を読んでいて、読みづらいと感じないならば問題ないかと。
具体例で言うならば、ひらがなの『つ』の書き始めと終わりの部分がKindle paperwhiteやKindle oasisで表示すると先端へ行くほど細く表示されているのに対し、無印Kindleはやや角ばって表示されてしまうといったぐらいの差ですね。
なので、極端に神経質な方でない限り、電子書籍を読んでいて苦痛に感じることは無いかと思うというのが、実際に私が使っていて感じた感想です。
それと、非防水・無料回線の付加ができないのが無印Kindleの短所かと思いました。
こんな人におすすめ
- 1番安いKindle端末が欲しい
- 最低限の機能性があれば文句はない
- 自宅にWi-Fi環境が整っている
- データの整理をこまめにできる
良くも悪くも値段相応の機種なので、価格が安い分、他2機種に比べ機能性が低いのは仕方ないと割り切って購入できる方にベストな機種だと思います。
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Kindle paperwhite
Kindle paperwhiteの長所
- 防水機能
- 解像度が高い
- 無料回線を付加できる
- 容量が大きい
一番の目玉は防水機能。
リーズナブルな価格帯にも関わらず防水機能が付いているのは、読書好きには嬉しいですね。
入浴の際でも読書を楽しめますから。
また、解像度が300ppiと高いのも素晴らしい。
読書を快適にしたくてKindle端末を購入するのに、解像度が低く読みづらかったら購入する意味が薄れてしまいますからね。
有料オプションが充実している点も良いですね。
無料回線を付加できるため、自宅にWi-Fi環境が整っていなくてもKindle paperwhiteを活用することができますし、容量も8GBもしくは32GBのどちらかを選ぶことができるため、無印Kindleの4GBよりも大きく、たくさんの電子書籍を持ち運ぶことができます。
Kindle paperwhiteは、無印Kindleよりも価格が高くなった分、長所が一気に増しているなという印象を持ちました。
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Kindle paperwhiteの短所
正直、目につく様な短所はありません。
粗さがしをして、無理矢理に短所を見つけ出すとしたら、無印Kindleより価格が高いのに、内臓ライトに使われているLEDの数が1個しか変わらない点ぐらいでしょうか。
Kindle paperwhiteは24段階で光量を手動調節することが可能なので、内臓ライトのLED数が無印Kindleより1個多いだけだからといって、読書に影響があるわけでなく、十分読みやすいです。
なので、欠点という欠点はなく、それでいて価格も高すぎずといったところなので、文句のつけようがないというのが私の感想ですね。
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こんな人におすすめ
- コストパフォーマンスの高い機種が欲しい
- 入浴中に読書したい
- 自宅にネット環境が整っていない
Kindle paperwhiteは、3種のKindle端末の中で価格・機能ともに中間に位置しますが、コストパフォーマンスは最も高い機種だと思います。
価格が高すぎず、それでいて機能も充実しているKindle端末が欲しい方は、Kindle paperwhiteが一番無難でしょう。
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Kindle oasis
Kindle oasisの長所
- 機能性がとにかく高い
- 唯一の7インチ
- アルミニウム製で高級感たっぷり
Kindle oasisはとにかく機能性が高いです。
選べる容量は8GBもしくは32GBと大きいですし、無料回線も付加できます。
周囲の光量に応じて自動で画面の明るさを調整する機能も付いていますし、画面の色調を白色からアンバー色へと変化させることも可能。
ページめくりボタンが付いており、片手で読書ができてしまう親切設計なうえに、防水機能までついちゃってます。
Kindle端末の中で、唯一7インチのディスプレイサイズが採用されているため、他の2機種よりも大きくて読みやすい。
アルミニウム製なので、見た目の高級感が美しく、それでいて軽いので持ち運びにも適しています。
ユーザーの利便性を追求しきった感がある、高機能性がKindle oasisの長所ですよ。
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Kindle oasisの短所
- 価格が高い
これに尽きるかと。
はっきり言って、Kindle oasisの機能性は、他のKindle端末(無印Kindle・Kindle paperwhite)の追随を許さないぐらい優秀なので、機能に関しては文句なしです。
ですが、良い機能が付いている分、価格が高い。
Kindle端末自体、毎年購入するような製品ではなく、1度購入してしまえば数年単位で使える長寿な電子機器なので、お金をかけて高機能なKindle oasisを購入し、大切に使うという考え方は有りだと思います。
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こんな人におすすめ
- 機能性をとにかく充実させたい
- 画面が大きい方が読みやすい
安物を買って失敗するより、お金をかけて高機能な製品を買い、長く使うという考え方の人に最適なKindle端末だと思います。
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個人的に最もおすすめなのはKindle paperwhite
Kindle paperwhiteが個人的にKindle端末の中で、一番おすすめですね。
Kindle端末を使い始めて約1年ほど経つのですが、使っていて、これは絶対に必要だと感じたのは容量です。
容量が小さいと持ち運べる電子書籍の冊数も限られてしまいますし、端末の容量がいっぱいになりやすいので、データの整理をこまめにしなくてはならず、手間がかかります。
なので、少なくとも8GBぐらい容量があると使い勝手が良いです。
それを前提に考えると、候補としてはKindle paperwhiteかKindle oasisになってきます。
機能面で見るならば、間違いなくKindle oasis一択。
しかし、Kindle oasisに搭載されている機能を1つ1つ見ていくと、絶対になくてはならない機能ばかりというわけではありません。
例えば、Kindle oasisにはページめくりボタンが付いていますが、タッチパネルだけでも読書は問題なくできます。
明るさ自動調整機能がKindle oasisには付いていますが、Kindle paperwhiteでも手動で画面の明るさを細かく調整することが可能です。
なので、手間がかかってしまいますが、Kindle paperwhiteにはKindle oasisに付いている機能の下位互換的な機能が付いているため、多少手間をかけて使いこなせば問題はないかと。
2019年1月14日時点の価格になりますが、Kindle paperwhiteは13980円、一方、Kindle oasisは29980円です。(Wi-Fiのみ、広告あり、8GB)
約倍ぐらいの価格差があるため、購入しやすさも考慮した結果、Kindle paperwhiteが購入費用も抑えつつ、機能性も担保できるので一番良いのではないかと思いました。
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まとめ
Kindle端末を購入する際、どれがいいのか?といったテーマで記事をまとめてみました。
比較した結果、私はKindle paperwhiteが一番良いと感じたのですが、私の意見を鵜呑みにする必要はありません。
価格が安い物を使って、電子書籍リーダーが自分に合うのか試したいという方は無印Kindleが良いと思います。
とにかく読書を快適にしたいというのであれば、Kindle oasisが最適でしょう。
自分が何を一番重要視しているかで、答えは変わってくると思うので、自分の価値観を大切した方が納得いく買い物につながると思います。
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