Kindleの3g回線の注意点!最新版は4gだ

3pとRiri6

Amazonの販売する電子書籍リーダー『Kindle』には、無料3g回線を取り付けることができます。

しかし、Kindle端末に無料3g回線を付けるにあたって、いくつか注意事項があります。

自分に合ったカスタマイズをしたKindle端末を購入できるよう、仕組みから注意点まで解説していきます。

Kindleの無料3g回線の仕組み

Kindle書籍を端末にダウンロードするまでの流れ

Kindleの無料3g回線の仕組みを説明していきます。

Kindleの無料3g回線とは、Kindle書籍の購入からKindle端末へダウンロードするまでに必要なWEB通信料を「Amazonがすべて負担してくれる」というものです。

Kindle端末を使用していて、WEB通信が必要になる場面は2つあります。

  1. 普通に購入して読む時
  2. 端末の容量がいっぱいになってしまった時

1つめの「普通に購入して読む時」について。

まず、Kindle書籍をKindle端末で読むのに、Kindleストアへ書籍を購入しにアクセスします。

次に、読みたい書籍を見つけ、購入するとクラウドへ購入したKindle書籍のデータが保管されます。

最後に、クラウドに保管されているデータをKindle端末へダウンロードするというのが、Kindle書籍を端末へダウンロードするまでの流れになります。

これら、一連の流れにはWEB通信が必要になってきます。

 

2つめの「端末の容量がいっぱいになってしまった時」について。

Kindle端末は、Kindle書籍をダウンロードすればするほど空き容量が減っていくので、いつしかいっぱいになります。

いっぱいになった時に、端末に保存してあるデータを消します。

そして、クラウドから読みたい本のデータをダウンロードするのですが、この時にもWEB通信が必要になります。

 

「普通に購入して読む時」と「端末の容量がいっぱいになってしまった時」にはWEB通信が必要です。

その2つの場面で必要になるWEB通信料をAmazonが負担するから、ネット環境が整っていない人でもKindle書籍をKindle端末へダウンロードできる、というのがKindleの無料3g回線の仕組みです。

Kindleに無料3g回線を付けるにあたって気を付けたいこと

Kindleに無料3g回線を付けるにあたって注意した方がいいことが4つあります。

  1. Kindleデバイスのモデルによっては無料3g回線自体を付加できないこと
  2. 無料3g回線には『広告なし』と『32GB』もセットになっていること
  3. Kindle paperwhiteとKindle oasisでは付加するのにかかる費用が違うこと
  4. マンガのような大きい容量のものにはWifiを推奨していること

一つずつ、詳細を見ていきましょう。

Kindleデバイスのモデルによっては無料3g回線自体を付加できない

無料回線を取り付けられるKindle端末

Kindleのデバイスは現在(2019.04.28)、3種類あります。

  • Kindle
  • Kindle paperwhite
  • Kindle oasis

商品名に「Kindle」と入っているので混同しやすいですが、それぞれ価格・機能が違います。

Kindleは価格は安いけど機能性は3種類の中で最も低く、Kindle paperwhiteは価格も機能も中間に位置し、Kindle oasisは価格・機能ともに最高になっているというのが3種類のKindle端末の立ち位置になります。

そして、3種類のKindle端末の中で無料回線を付けられるのは2種類です。

  • Kindle paperwhite
  • Kindle oasis

最安値のKindleにはそもそも無料回線が取り付けられませんよ。

★注意点①★
一番価格の安いKindleには、そもそも無料回線をつけるかどうかの選択肢がないところは要注意!

Kindleに無料回線を付けるには『広告なし』と『32GB』も組み込まなければならない

無料回線を付けるにあたっての前提条件

Kindleは『容量』『広告の有無』『無料回線の有無』、この3つをオプションとして選ぶことができます。

もちろん、容量でいうのならば、8GBより32GBの方が高いといった具合で、いいオプションを付加するにあたって料金がかかります。

容量と広告の有無には、特に制限はないのですが、『無料回線の有無』だけ付加するための前提条件があります。

それは、容量を32GBにして、広告をなしにすることです。

簡単に言えば、一番いいカスタマイズですね。

Kindle paperwhiteの場合、8GB→32GBにするのに+2000円、広告あり→広告なしにするのに+2000円です。

両方付けても4000円しか変わりません。

何年も使うことができる読書ツールなので、ケチらずに最高のカスタマイズにした方がいいでしょう。

しかしながら、知らずに買ってしまうと気持ちの面でモヤモヤしてしまうので、無料回線を付加するにあたって32GBと広告なしのカスタマイズをしなければならないことは注意しておいた方がいいと思います。

★注意点②★
Kindleに無料回線を付加するには『広告なし』『32GB』も付加しないといけない

Kindle paperwhiteとKindle oasisでは無料3g回線を付加するのにかかる金額が違う

Kindle paperwhiteとKindle oasisは無料回線を付加するための料金が違う

Kindle paperwhiteとKindle oasisでは、無料3g回線を付加するのにかかる費用が違っています。

Kindle paperwhiteは+5000円。

Kindle oasisは+6000円です。

Kindle oasisの方が1000円だけ高い。

同じ無料回線を付加するオプションでも、価格が異なっていることは注意しましょう。

★注意点③★
Kindle paparwhiteとKindle oasisでは無料回線を付加するのにかかる金額は異なる

マンガのようなデータの大きいモノには『Wi-Fi』を推奨している

Amazonの公式サイト内では、マンガのようなデータの大きいモノをダウンロードするには『Wi-Fi』を推奨しています。

しかし、小説のように活字が多いものには、そういった注意書きはされていません。

つまり、小説やノウハウ本をメインで読書する人は心配する必要はないということです。

とはいえ、マンガのような絵や図が多い本をメインで読む人は、Amazonの公式サイトではWi-Fiが推奨されていることは留意しておいた方がいいでしょう。

★注意点④★
マンガのようなデータの大きいモノには『Wi-Fi』を推奨している

Kindle paperwhiteの最新版は無料4g回線

Kindle端末に付加できる無料回線の種類

2018年11月に最新モデルであるKindle paperwhite(Newモデル)が販売されました。

新しいKindle paperwhite(Newモデル)は、もちろん無料回線に対応しています。

しかし、対応しているだけではありません。

アップグレードしているのです。

Kindle paperwhite(Newモデル)に付加できる無料回線は『4g』です。

旧モデルである第9世代の3gではありません。

 

現在の携帯回線で主に使われているのは『3g』『LTE』『4g』の3つです。

性質として、『3g』→『LTE』→『4g』の順で通信速度が速くなります。

つまり、現時点(2019.4)で最速の携帯回線を使っていることになるわけです。

これによって、おそらく今までダウンロードにかなりの時間がかかっていたものが、時短されたと思われます。

中には、3g回線ではダウンロードできず、Wi-Fiを使うよう注意書きがされているけれども、4gではできないと書かれていないKindle本もあったりします。

ただし、どちらにしてもAmazon公式サイトでは、データ容量の大きいモノはW–Fiを推奨しているので、4g回線になったから、すべてのKindle本がサクサクとダウンロードできるかどうかは、タイトル・環境によってまちまちです。

とはいえ、現時点で最速の通信速度をほこるKindle paperwhite(Newモデル)は、無料回線を付加しようと考えている人に間違いなくおすすめできる端末です。

 

▼IPX8等級の防水機能付きのNewモデル

Kindle paperwhite(Newモデル)

Kindle oasisは4g回線になっていない

2019年3月16日時点では、まだKindle oasisは第9世代のままで、Kindle paperwhiteのように『Newモデル』になっていません。

したがって、Kindle oasisは無料3g回線のままだということは注意してください。

Kindle oasisは非常に機能性が高いです。

搭載されている内臓ライトがKindle paperwhiteは5個なのに対し、Kindle oasisは12個。

Kindle・Kindle paperwhiteのディスプレイサイズが6インチなのに対し、Kindle oasisは7インチ。

他2つのKindle端末は手動で明るさを調整するのに対し、Kindle oasisは自動明るさ調整機能が付いています。

他にもページめくりボタンや防水機能など、機能性の高さを上げればキリがないですが、無料回線については、1ランク下のKindle paperwhite(Newモデル)よりも劣っています。

Kindle oasiaは最も機能性が高いから、無料回線も4g回線だろうと思ってしまいがちですが、3g回線なので注意してください。

 

▼最高級のKindle端末

Kindle oasis

Kindle(Newモデル)も旧型と同じく無料回線は取り付けられない

2019年4月に最も価格の安いKindleがNewモデル化しましたが、旧モデルである第9世代と同じく、無料回線を付加することができません。

ですが、旧モデルより機能性は高まりました。

以前まではライトが付加されていませんでしたが、今回のNewモデル化に伴いライトが付加されました。

Kindleのライトはフロントライトなので、スマホ・PCと比較すると目に優しいです。

Kindle(Newモデル)に搭載されているフロントライトについて

ですので、3種類のKindle端末の中で最安値ながら機能性が高まったKindle(Newモデル)は、価格に重きを置く人に一押しできる端末となったので、まだKindle端末をもっていない方は是非使ってみてください。

 

▼2019年4月発売のNewモデル

Kindle(Newモデル)

無料回線を付加するか迷っているなら

無料回線を付加するか迷っているのならば、3つの方法を試してみることをおすすめします。

  • Wi-Fi環境を見つめなおす
  • 好きな本のジャンルを見つめなおす
  • Kindle oasisを購入するのならば無料回線を付加する

無料回線を付加するか決めかねている人は、自分の生活環境や好みといった自分自身のことを把握できていないからだと思います。

というわけで、自分自身を把握するために上記3つを試してみてください。

無料回線を付加するかどうかを決められるはずです。

なぜ、そう言えるのか根拠を添えて説明していきます。

W-Fi環境を見つめなおす

自分自身のWi-Fi環境を見つめなおすことで、無料回線を付加するかどうかを決めることができます。

例えば、通学先や勤務先にWi-Fi環境が整っているのならば、無理して無料回線を付加する必要はありません。

なぜなら、Kindleは1度本体へのダウンロードが済んでしまえばWi-Fi環境がなくても読めるからです。

通学先や勤務先などでKindle本を購入し、本体へダウンロード、自宅に帰ってゆっくり読むといった使い方もできます。

Kindle端末の容量がいっぱいになったら、自宅でKindle端末内のデータを削除して、通学先や勤務先で再ダウンロードすればいいだけです。

といった具合で、通学先・勤務先にWi-Fi環境が整っているのならば、付加する必要性がないと見えてくるでしょう。

ですので、自分自身の生活圏内にWi-Fi環境が整っているのかどうかを見つめなおすことで、無料回線の付加を決めることができます。

好きな本のジャンルを見つめなおす

自分自身の好きな本のジャンルを見つめなおすことで、無料回線の付加を決めることができます。

例えば、「小説やノウハウ本が好きで、マンガとか一切読まないよ」という人なら、無料回線を付けた方がいいと見えてきます。

なぜなら、小説のようなデータ容量が小さい電子書籍の場合、無料回線でサクサクとダウンロードができるからです。

無料回線がついていれば、いつでも、どこでも、何度でも、好きな小説やノウハウ本を購入して読むことができますし、Kindle端末の機能の一つであるWikipedhia検索機能を使い倒すことができます。

出張先や旅行先でWi-Fi環境が整っていなかったとしても、Kindleストアで本を購入して、時間を有効的に使うこともできるでしょう。

といった具合で、自分自身の好んでいる本のジャンルを把握できれば、無料回線を付加すべきかが見えてくるので、好きな本のジャンルを見つめなおした方がいいと思います。

Kindle oasisを購入するなら無料回線を付加する

Kindle oasisを購入しようと考えているのならば、迷わず無料回線を付加した方がいいと思います。

なぜなら、Kindle oasisを購入する人は、最高の読書環境を求めているからです。

例えば、私の場合、自宅の風呂場までWi-Fiの電波が届いていません。

ですので、無料回線がついていないKindle端末の場合、Wi-Fiの電波がとんでいる場所で本体に電子書籍をダウンロードして風呂場に持ち込むという形になってきます。

ですが、Kindle oasisを購入しようと考えている人はそれで満足できるのでしょうか。

Kindle oasisはKindle端末の中で最高級品です。

ユーザーに明るさを手動で調節する手間を取らせないよう、明るさ自動調節機能が付いています。

タッチパネルの反応が悪くてもページめくりボタンで楽々めくれるように、タッチパネルとページめくりボタンのどちらでもめくれる親切設計です。

といった具合で、読書におけるユーザーのストレスになる部分を徹底的に対策してきた最高級読書ツールがKindle oasisです。

なのに、無料回線を取り付けずに、Wi-Fiがある場所限定でしか電子書籍の購入や本体へのダウンロードができない仕様にしてしまうのって、目的と矛盾しているように感じます。

ならば、KindleやKindle paperwhiteでもいいのではないかと思ってしまいます。

ですので、Kindle oasisを購入しようと考えている人は、妥協せずに最高の読書ツール化した方がいいと思うので、無料回線を迷わず付加すべきです。

 

Kindle oasis

まとめ

Kindleの無料3g回線は気を付けなければならないことが7つあります。

  • 一番価格の安いKindleには、そもそも無料3g回線が付加できないこと
  • Kindleの無料回線は、『8GB』『32GB』がセットになっていること
  • Kindle paperwhiteとKindle oasisでは、無料回線の付加にかかる金額が異なっていること。
  • Amazonはマンガのようなデータ量の大きい電子書籍のダウンロードには『Wi-Fi』を推奨していること
  • Kindle paperwhiteはNewモデルとなり、無料4g回線にアップグレードされていること
  • Kindle oasisは無料3g回線のままだということ
  • Kindle(Newモデル)も旧型と同じく無料回線を取り付けられないこと

Kindleの無料3g回線は便利です。

しかし、注意点もあります。

利点と注意点の両方を知ってから、付加した方が納得のいく買い物につながると思いますよ。

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