Kindle paperwhiteの防水性能を調査してみました。
水だけでなく、さまざまな液体を掛けています。
ただし、日常生活でKindle paperwhiteを使っていて、かかってしまうことがありそうな液体に限定しています。
目次
公式が謳うKindle paperwhiteの防水性能
Kindle Paperwhite(第10世代)は、防水構造です。IEC(国際電機標準会議)規格IEC60529に規定された防水等級IPX8に対応し、深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認されています。また、Kindle端末を利用する可能性がある場所での防水試験も行っています。
Amazon公式サイト Kindle paperwhite販売ページより引用
IECとは、電子機器などの国際的な規格を作成する組織のことです。
IPXとは、IECが作成した防水性能に対する保護等級のことで、数字が大きくなるほど審査基準が厳しくなり、防水性能が高いことの証明になります。
IPX8等級とは、IECの作成した防水規格で最高の防水性能であることを表しているわけです。
簡単にまとめると、Kindle paperwhiteは、国際的な組織が決めた防水性能の基準で最高に厳しい基準をクリアするぐらいの防水性能をもっているよということですね。
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さまざな液体をKindle paperwhiteに掛けてみた結果
真水・炭酸水・コーラ・ビール・コーヒー・入浴剤入りの水をKindle paperwhiteに掛けてみて、壊れないか実験してみた結果をまとめました。
実験の手順は以下です。
- Kindle paperwhiteに液体を掛ける
- 10分間放置
- 水で綺麗に洗い流す
- 乾いたタオルで拭く
- 再起動
無事、再起動出来たら、問題なかったと判定したいと思います。
真水
真水をKindle paperwhiteに掛けて、10分間放置しても、問題なく再起動できました。
この実験結果から、外出先で雨水で濡れてしまった程度では、おそらく壊れたりはしないだろうと感じました。
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炭酸水
炭酸水をKindle paperwhiteに掛けて10分間放置しても、問題なく再起動できました。
タオルでふき取った後、画面がべたつくようなことは無く、真水が掛かってしまった場合と、さほど違いはないかと。
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コーラ
コーラをKindle paperwhiteに掛けて、10分間放置しても、問題なく再起動できました。
Kindle paperwhiteでの読書のお供にコーラを選択しても、問題なさそうですね。
ただ、水で軽く洗い流す程度だと、画面に少しべたつきが残るので、洗い流す際に、指で優しく付着部位をこすってあげると、べたつきが気にならない程度にコーラを落とせます。
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ビール
ビールをKindle paperwhiteに掛けて、10分間放置しても、問題なく再起動できました。
これで、お酒を飲みながらでもKindle paperwhiteで読書を楽しめると確認できたかと。
酔ってしまい、お酒をあやまってKindle paperwhiteに掛けてしまっても、さほど慌てないでも大丈夫だと思います。
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コーヒー
コーヒーをKindle paperwhiteに掛けて、10分間放置しても、問題なく再起動できました。
読書の際に、コーヒーを飲まれる方は多いと思いますが、コーヒー愛好家の方たちにとってKindle paperwhiteは相性が良いかと。
ただ、洗い流し、タオルでふき取った後も、本体に若干残り香が付いてしまう点はご愛敬ですね。
時間経過によって、残り香は薄れていったので、最初は気になるかもしれません。
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入浴剤入りの水
入浴剤入りの水をKindle paperwhiteに掛けて、10分間放置しても、問題なく再起動できました。
お風呂に入りながら、Kindle paperwhiteで読書を楽しみたいと考えている方には朗報ではないでしょうか。
純粋な温水だけでなく、入浴剤を含んだ温水にもKindle paperwhiteは強いみたいなので、入浴中に読書を楽しみたい方は、是非、Kindle paperwhiteを使ってみてください。
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Kindle paperwhiteに液体が掛かってしまった時の対処法
真水の場合と真水以外の液体で少し違います。
真水の場合は、Kindle paperwhiteを換気の良い場所へと持っていき、USBポートを下に向け、水気をしっかりと切るだけです。
真水以外の液体は、一度真水で綺麗にKindle paperwhiteを洗い流してから、換気の良い場所へと持っていき、USBポートを下に向け、しっかりと水気を切りましょう。
水気を切る際の注意点としては、USBポートに綿棒などを突っ込まないことです。
異物がUSBポート内に残ってしまうと、接触不良の原因になります。
また、ドライヤーなどで乾かすのも厳禁です。
自然乾燥させることが重要なので、Kindle paperwhiteに液体が掛かってしまった時は、その点を注意してメンテナンスしてください。
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防水性が不安なら延長保証を購入しよう
Kindle paperwhiteは、通常購入時に1年間の限定保証が付いてきます。
この限定保証は、材料・製造技術上の瑕疵についての保証のみです。
自らの過失により水没させてしまっても、取り換えや修理をしてもらえません。
そこで、水没に備えておきたい方は、延長保証プランを購入するといいでしょう。
延長保証プランは、1年間の限定保証が延長されるほか、過失による水没や落下でKindle paperwhiteを壊してしまっても、保証期間内であれば、1度だけ無料で代替品と交換してもらえますよ。
ちなみに、2年保証と3年保証の2通りを選べます。
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まとめ
Kindle paperwhiteは、さまざまな液体が掛かったとしても壊れないことが実験で確認できました。
日常生活で、さまざまなところに持ち歩きたいと考えている方は、防水性能の付いているKindle paperwhiteはおすすめですね。
ただし、Amazonの公式サイト内でも、Kindle paperwhiteに初期インストールされている電子説明書にも、濡れてしまった後は、しっかり自然乾燥させることが推奨されていますし、濡れてしまった場合の対応方法が掲載されています。
むやみやたらに濡らすことを販売元は推奨していないので、防水性能に過信せず、大切に扱ったほうがKindle paperwhiteの寿命を延ばすことにもつながると思われます。
私のようにコーヒーやビールを掛けたりするのは控えてくださいね。
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