Kindle端末はカラー表示できません。
Amazonで販売している電子書籍のKindle本をカラーで読みたいならFireタブレットがおすすめです。
Kindle端末とFireタブレットの両方を使用している筆者が、カラーで読むならFireタブレットがおすすめだと言える理由を紹介していきます。
Kindle端末はカラー表示できないが解像度は高い
Kindle端末は、Kindle・Kindle paperwhite・Kidnle oasisと3種類販売されていますが、3種ともカラー表示できません。
そのため、Kindle本をモノクロ表示で読むことになりますが、Kindle paperwhiteとKindle oasisは、解像度が高いです。
各Kindle端末のスクリーン関連のスペックは以下となっています。
Kindle端末 | ディスプレイサイズ | 解像度 |
---|---|---|
Kindle | 6インチ | 167ppi |
Kindle paperwhite | 6インチ | 300ppi |
Kindle oasis | 7インチ | 300ppi |
Kindle paperwhite・Kindle oasisはともに、300ppiとなっています。
この300ppiという数字は、同じAmazon社から販売されている端末『Fireタブレット』シリーズと比較しても、かなり高い数値です。
Fireタブレット | Fireタブレットの解像度 |
---|---|
Fire7 | 171ppi |
Fire HD 8 | 189ppi |
New Fire HD10 | 224ppi |
そのため、Kindle paperwhiteとKindle oasisは、モノクロ表示ではありますが、純白~漆黒まで、白黒の表現幅が非常に豊かです。
では、実際にどのようにカラーページがモノクロ表示されるのか見ていきましょう。
下画像は、太宰治の人間失格の表紙(カラーページ)です。
これをKindle paperwhiteで表示させると下画像のようになります。
肌色・黄色といった明るい色の部分は白色に近い色で表示され、ワインレッド・紅色といった暗い色の部分は漆黒よりの黒色で表示されているのがわかります。
明るい色ほど純白に近づき、暗い色ほど漆黒に近づくといった具合ですね。
ですので、Kindle paperwhiteとKindle oasisは表現幅の広いモノクロ表示で電子書籍を読むことができるというわけです。
- Kindle端末は3種ともカラー表示できない
- Kindle paperwhiteとKindle oasisは解像度が高い
- Kindle paperwhiteとKindle oasisの解像度はFireタブレットを超えている
▼Kindle paperwhite
▼Kindle oasis
下記記事にて、KindleとKindle paperwhiteについて、実際に購入して使ってみないと分からない情報を紹介しています。所有者のレビューを読んでから使用するか考えたいという方は、参考にしてみてください。
▼Kindle(無印)
▼Kindle paperwhite
また、Kindle端末の機能性やオプションについての詳細を知りたい方は下の3記事が有用ですよ。
カラー表示できるKindle端末はいつ発売されるの?
カラー表示できるKindle端末の発売日は、不明です。
kindleの販売元であるAmazonからは、特に情報は発信されておらず、販売されるかすら不明なのが現状です。(2021年8月8日時点)
ただし、Kindle端末に搭載されているe-inkスクリーンの開発企業であるe-ink社は、電子ペーパーのカラー化に成功している模様。
- カラー表示できるKindle端末の発売日は不明
- e-inkスクリーンの開発企業は、電子ペーパーのカラー化に成功している
カラー表示で読むならFireタブレットがおすすめ
Kindle本をカラー表示で読みたいのなら、Fireタブレットを使用してみましょう。
Kindle端末と同じく、Amazon社が販売しているタブレット型の端末ですが、こちらはカラー表示に対応しています。
下記は、Amazonにて販売されているFireタブレットの種類とディスプレイサイズと解像度の一覧表です。
端末 | ディスプレイサイズ | 解像度 |
---|---|---|
Fire 7 | 7インチ | 171ppi |
Fire HD 8 | 8インチ | 189ppi |
Fire HD 8 Plus | 8インチ | 189ppi |
New Fire HD 10 | 10インチ | 224ppi |
New Fire HD10 Plus | 10インチ | 224ppi |
Fireタブレットのカラー表示は鮮明です。
最も解像度の低いFire 7でも、さまざまな色彩をにじむことなく映し出しますし、実際に読書してみてストレスを感じるといった場面はありませんでした。
下の画像は、Fire 7の実際の画面です。
FireタブレットはKindle端末に比べると、ディスプレイサイズが基本的に一回り大きいです。
Kindle端末で最も大きい端末が7インチなのに対し、Fireタブレットは最も小さい端末で7インチとなっています。
画面が大きいので、拡大した時も見やすいですし、タッチパネルもストレスなく操作できます。
また、Fireタブレットには「Alexa機能」が搭載されています。
Alexa機能とは、音声認識によってハンズフリーで端末を操作できる機能です。
Alexaに対応している家電であれば、端末に話しかけるだけで照明・テレビ・エアコンをつけることもできますし、音楽プレイリストの再生も行えます。
さまざまな事ができるAlexa機能ですが、機能の1つにKindle書籍の読み上げがあります。
所有しているKindle書籍をFireタブレットに読み上げさせることができるため、料理など、なにか別の作業をしながらでもKindle本を楽しむことができてしまうわけですね。
ですので、FireタブレットはKindle書籍をカラー表示で読めるだけでなく、高機能なのでおすすめですよ。
- Kindle本をカラー表示で読める
- 画面が大きい
- AlexaにKindle本を読み上げさせることができる
▼Fire7
下の記事群にて、Fireタブレットシリーズの中のFire7とFireHD8の実際に使用してみないと分からないことを紹介しています。
所有者のレビューを読んでから使用するか決めたい方は、参考にしてみてください。
▼Fire7
▼FireHD8
また、下記記事にて、Kindle端末とFireタブレットをさまざまな角度から比較しています。
カラー表示で読むというならFireタブレットですが、機能性も考慮するとなると、Kindle端末とFireタブレットのどちらでKindle本を読むか悩むという方も珍しくないと思います。
そういった方は、参考にしてみてください。
まとめ
Kindle端末の表示はモノクロです。
2021年8月8日時点で「カラー表示できるKindle端末」は存在しておらず、カラー表示でKindle書籍を読みたいのなら、別の端末を利用することになります。
おすすめはFireタブレットです。
Kindle端末と同じくAmazon社の販売するタブレットであり、Kindle書籍のカラー表示に対応しているだけでなく、Kindle書籍の読み上げ機能など、読書において高いパフォーマンスができる端末だからです。
中でもFire7やFire HD8は、手持ちで読書が楽しめる丁度よいサイズ感なので、おすすめですよ。
▼Fire7