電子書籍のメリット・デメリット!紙の本と比べてどっちが良いのか?

電子書籍と紙の本のどちらが良いのか?

当方、「電子書籍」と「紙の本」の両方を使って読書しています。

電子書籍の使用歴は1年ほど、紙の本は生まれてからずっと使い続けていますね。

実際に使用していて感じる電子書籍のメリット・デメリットについてと、紙の本と電子書籍どっちの方が良いのか考察したことをまとめました。

電子書籍の方が紙の本より良い

電子書籍の方が紙の本より良いと思います。

ただし、『総合的に見て』です。

部分的には、紙の本が電子書籍より勝っているところもありますが、総合的には電子書籍に軍配が上がるのではないかと個人的に感じました。

その根拠を3つ説明したいと思います。

理由① 電子書籍には読み放題サービスがある

電子書籍には読み放題サービスがあるので、紙の本より良いと思います。

電子書籍は、電子データで出来ているので、電子データをダウンロードできる環境と、それを読み取る媒体(スマホ・PC・タブレットなど)があれば、いつでも、どこでも、誰でも、読書を楽しむことができますよね。

その性質を利用して、電子書籍には、月額定額料金を支払うと対象タイトルが読み放題になる『読み放題サービス』が存在します。

Amazonの提供するKindle unlimitedや楽天の提供する楽天マガジン が有名。

この読み放題サービスは、サービス提供企業ごとに内容が異なるため一概には言えない部分があるものの、数千~数万の書籍が月額1000円未満で読み放題になるため、圧倒的コストパフォーマンスを誇っていますが、紙の本で再現することはできません。

紙の本の場合、1冊の本で読める読者は1人になり、別の読者が同じタイトルを読みたい場合、もう一冊紙の本が必要になります。

そのため、何万・何十万の読者に、好きなタイトルを読み放題にすることは物理的に不可能です。

ですので、読み放題サービスは、電子書籍だけにしかできないサービス形態なので、電子書籍の方が紙の本よりも良いと言える理由の1つになりえると思います。

理由② 紙の本より効率的に読書できる

電子書籍は、紙の本より効率的に読書できるため、紙の本よりも良いと思います。

電子書籍は、アプリをスマホ・タブレット・PCなどにダウンロードして、購入した書籍を読書するといった具合なので、わからない語彙があってもすぐに調べることができます。

AmazonのKindleアプリのように、そもそもアプリ自体に辞書機能をもたせている高性能なものもありますし、電子書籍リーダーと呼ばれる、電子書籍を読むことに特化した端末を使えば、さらに快適性を向上させることが可能。

例えば、Amazonの販売するKindle oasisという電子書籍リーダーには、反射抑制スクリーンが搭載されているため、一般的なスマホ・タブレットのように画面が反射光で見づらくなってしまうことがありませんし、7インチあるにもかかわらず188gという軽量さを実現しているので、片手で軽々と読書できます。

おまけにフロントライトで、LEDが25個搭載されているため、目に優しく読みやすい。

Amazon

対して、紙の本の場合、暗がりで読書するなら読書灯を購入せねばなりませんし、本のサイズによってはそれなりの重さ・大きさがある製品も多いので片手で読書は厳しい時もあります。

わからない語彙が出てきた場合、わざわざ辞書を取り出して、調べなければならないので時間がかかってしまい効率的ではありません。

ですので、紙の本より電子書籍の方が、データを読み込む媒体が機能的なので、効率的に読書することができ、紙の本より優秀だと言えるかと思います。

理由③ 紙の本より電子書籍の方が安い

紙の本より電子書籍の方が安いため、電子書籍の方が良いと思います。

電子書籍が安い理由は主に3つ。

1つめは、原材料が要らないから安く作れるということ。

紙の本は物品なので、作成する原材料が必要なので原価がかかるのに対し、電子書籍はデータのみで構成され形がないので原材料が必要なし。

2つめは、キャンペーン。

電子書籍ストアの市場は、激戦で、多数の企業が参入しています。

そのため、各企業が顧客獲得のためにしのぎを削っているわけですが、他社との差別化でキャンペーンの実施が盛んですね。

例えば、Yahoo! Japanグループの運営するebook japanという電子書籍ストアはかなり気合が入っていて、トップページに、現在実施中のキャンペーンを一部切り抜いて目につくようにしてくれてあります。

ebook japan:キャンペーン特集
ebook japan:キャンペーン特集

『特集一覧』のボタンをクリックすれば、現在実施中のキャンペーンがすべて一覧表示されるといった具合。

ちなみに、この記事を執筆している2019年11月30日に実施されているキャンペーン数は87件もありました。

このように、キャンペーンに気合を入れている電子書籍ストアが多いため、通常時よりも安く電子書籍を購入できるため、紙の本より安くなる傾向があるわけです。

▼公式サイト▼

ebook japan

3つめはポイント還元。

以上、3つの理由により、電子書籍の方が紙の本より価格が安いです。

値引き率はタイトルによって異なりますし、販売している電子書籍ストアによっても異なるため、一概に言えませんが、私の体感だと8~10%ほど紙の本よりも安いタイトルが多いように感じますよ。

電子書籍のメリット

メリット① 片付け要らず

電子書籍は片付けが要らず。

これは、メリットの中でも最強格だと思います。

そもそも、物品がないので片付けをする必要がありません。

おまけに、各電子書籍ストアのマイページなどに本棚機能が付いていることが多く、自分の持っている電子書籍が分かりやすく一覧表示されるので、自分の所有している書籍の中から読みたい本を探すという点でも便利。

メリット② 売り切れがない

『欲しいタイトルを買いに書店へ行ったら売り切れていた』

そんな経験をしたことはありませんか?

書店に行くまでの交通費・時間が無駄に終わりますが、電子書籍なら売り切れがないので、そんな経験をせずに済みます。

データで出来ているので、供給よりも需要の方が大きい超過需要状態になりません。

その電子書籍が欲しい人全員が購入できる。

「便利さここに極まれり」ですね。

メリット③ 予約すると発売日に自動配信される

未発売の本を予約すると、発売日に自動配信されます。

紙の本をECサイトなどで購入すると、発売日に発送されるので、発売日に本を読めないことが多々ありますが、電子書籍なら、予約しておけば発売日になった瞬間自動的に配信されるので、すぐ読めますね。

ただ、この機能を使うにはクレジットカード決済となります。

理由は分かりませんが、どの電子書籍ストアも、予約に関してはクレジット決済のみしか受け付けておらず、電子マネーや携帯電話決済で購入できない。

メリット④ 読みやすい文字サイズで読める

紙の本は規格が決まっていて、印字された文字のサイズでしか読書を楽しめませんが、電子書籍なら文字サイズの変更が可能なので、読みやすい文字サイズで読書を楽しむことができます。

スマホ・タブレット・PCに拡大・縮小機能が付いているので、読んでいる媒体の機能で文字サイズを変更することも可能ですし、そもそも各電子書籍ストアで提供されている無料アプリ自体に文字サイズ変更機能が付加されている場合が多いので、文字サイズが変えられないケースは稀でしょう。

メリット⑤ しおりを買わなくて済む

電子書籍を使えば、しおりを買わなくて済みます。

電子書籍を読む場合、大抵はアプリで読むか、ブラウザビューアで読むかのどちらかになりますが、どちらも基本的にはブックマーク機能を搭載しているのが一般的なので、紙の本のようにしおりを買う必要はありません。

コスト削減出来て、便利です。

メリット⑥ 辞書を買わなくて済む

電子書籍を使えば、辞書も買わなくて済みますね。

電子書籍を見ている媒体が、ウェブを見ることができる端末であれば、コトバンクやWikipediaなどの言葉を調べるウェブサイトを覗けるので。

これまた、コスト削減出来て、便利です。

メリット⑦ セールが頻繁に行われている

電子書籍は、販売店である電子書籍ストアにて頻繁にセールが行われています。

セール内容に関しては、各電子書籍ストアごとにまちまちですね。

セールを重要視したいなら、管理人のおすすめはebook japanです。

サイトのトップページに、現在行われているセールへのリンクが貼りだされているので、セール情報を確認しやすいですし、セールの内容も豊富。

例えば、11月29日はイイブック(1129)の日とやや苦しい語呂合わせで題して、ebook japanの書店員がおすすめする作家100人の作品を30%OFFで購入できるクーポンを配布していたり、毎月29日をNew Book(29)の日とやや苦しい語呂合わせで題して、ebook japanの書店員が注目する新作に使える期間限定クーポンを配布したりと、セール内容がバラエティに富んでいます。

他ストアに無いような面白くてお得なセールが行われているので、個人的には、おすすめしたいストア筆頭ですね。

▼公式サイト▼

ebook japan

メリット⑧ ポイント還元が多い

電子書籍は購入の際、ポイント還元してくれることが多いですね。

ポイント還元においても、Yahoo! Japanグループが運営する電子書籍ストア『ebook japan』が優秀です。

2019年12月上旬時点のポイントサービスで説明すると、ebook japanで電子書籍を購入すると、購入金額の1%(小数点以下切り捨て)がTポイントとして付与されます。

それとは別に、Yahoo!プレミアム会員になっていて、なおかつPayPay(Yahoo!とソフトバンクが合同で運営する電子マネー決済)で支払うと購入金額の1%がPayPayボーナスライト(有効期限が短めのPayPay残高)として付与されます。

さらに、Yahoo!プレミアム会員が金曜日にPayPay支払いで電子書籍を購入すると購入金額の18%がPayPayボーナスライトとして付与されます。

ですので、Yahoo!プレミアム会員が金曜日にPayPayで電子書籍を購入すると、1%(Tポイント)+1%(PayPayボーナスライト)+18%(PayPayボーナスライト)が付与されるため、全部で購入金額の20%分のポイントが手に入るわけですね。※1

※1:キャンペーンなので、時期によって内容が変化します。上記の内容は、2019年12月上旬時点でのポイントサービス内容です。ちなみに、PayPayボーナスライトでの付与上限は、金曜日1日に付き10000円相当です。

このように、ポイント還元に力を入れている電子書籍ストアがあるので、電子書籍にはポイント還元が多いというメリットがあると言えます。

▼公式サイト▼

ebook japan

電子書籍のデメリット

デメリット① 中古がない

電子書籍には、中古がないことが一番のデメリットだと思います。

紙の本の場合、中古書店へ行くと、定価1000円の本が100円で売られていた……なんてこともあるのですが、電子書籍には中古という概念がないので、残念ながらそういったことはありません。

その代わり、セールが頻繁に行われていたり、ポイント還元が行われていたりと、安く購入できるような工夫が施されています。

デメリット② 漫画のデータ量が大きい

漫画のデータ量が大きいのがデメリットですね。

AmazonのKindle書籍が分かりやすいので、Kindle書籍を例に挙げてみると、小説のデータ量が945KBなのに対し、漫画のデータ量は69731KBでした。(適当にKindleストア内の書籍を10冊ずつ選び、その平均値を算出)

漫画のデータ量は、小説のおよそ70倍ですね。

まあ、電子書籍ストアによって異なりますし、タイトルによってもまちまちなので、一概に70倍だとは言えないのですが、文字だけで構成されている小説に比べて、絵が大半の漫画はデータ量が大きいと分かってもらえたと思います。

なので、漫画をオフラインで読むにはそれなりの空き容量が必要になってくるので、空き容量を用意してあげる必要性があり、この点はデメリットだと言えます。

電子書籍を使った方がいい人の特徴

片付けが苦手

電子書籍は物品がないため、片付ける本自体が存在せず、手間がかからないので、片付けが苦手・部屋が頻繁に散らかっているという方は積極的に使うといいと思います。

中古本が嫌い

とにかく中古本が嫌い。

本が汚れているのが嫌だし、誰かが1度手に取った本は何だか気持ちが悪い……という方は積極的に電子書籍を使った方がいいと思います。

電子書籍は、データで構成されているので、汚れとは無縁です。

▼管理人一押しストア▼

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小さい文字を読むのが辛い

電子書籍ですね。

スマホ・タブレット・PCの機能、もしくはアプリの力で自分に最適なサイズに文字を変化させて読書を楽しみましょう。

節約好き

キャンペーン・クーポン・ポイント還元など、電子書籍は、安く購入できる特典が溢れているので、節約好きにはおすすめですね。

▼管理人一押しストア▼

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電子書籍をおすすめできない人の特徴

コレクター気質

コレクター気質の方には、電子書籍はおすすめできません。

予約限定特典が付与されていたりするのは紙の書籍が多いですし、電子書籍には、初版とかの概念はないので、コレクションするには適していないと思いますね。

今後、もしかすると予約者のみにしか配信しない特別な電子データ特典のようなものがでてきて、それが一般的になるかもしれませんが、今のところは、その辺りは電子書籍は紙の本よりも1歩から2歩ぐらい遅れているかなーといったイメージ。

ですので、コレクター気質の方は、紙の本を使うべきかと思います。

中古本好き

中古本は、まさしく『価格破壊』と言えるぐらいの価格で購入できたりしますよね。

1000円の本が100円で売られていたり、5000円の本が300円になっていたり。

電子書籍は、半額ぐらいならよく見かけるのですが、有名なタイトルや人気のあるタイトルを100円で入手しようとするのは、かなり厳しいですね。

2019年の9月に大人気漫画『進撃の巨人』の最新刊が期間限定で100円で購入できるといったイベントがあり、それが本当に衝撃的だったことを覚えています。

あそこまで著名なタイトルの電子書籍が100円で購入できるというキャンペーン・セールは滅多にみかけず、今でも覚えているぐらい印象的でした。

なので、一切ないとまでは言いませんが、著名なタイトル・人気タイトルが中古本なみに価格が安くなるといったことは少ないので、中古本好きな方は、電子書籍はあまりお勧めはできません。

中古本好きの方は、特別なキャンペーン・セールが実施されていて、中古本なみに安いといったタイミングで電子書籍を購入するのが良いかもしれません。

まとめ

電子書籍のメリット・デメリットについてと、紙の本と電子書籍ではどちらの方が良いのかというテーマについてまとめてみました。

個人的には、以下の3点の理由により電子書籍の方が紙の本より良いと感じています。

  1. 電子書籍には読み放題サービスがあること
  2. 電子書籍の方が紙の本より効率的に読書できること
  3. 電子書籍の方が紙の本よりも安く購入できること

まあ、これはあくまでも一つの意見にしか過ぎません。

電子書籍を使っている人が紙の本を使ってはいけないルールもないですし、逆もまた然りです。

自分に合った媒体で楽しく読書するのが一番だと思います。

 

▼管理人の一押しストア▼

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