20回読み直してしまう面白さ!ライトノベル『オーバーロード』を紹介

株式会社KADOKAWAから発行されているライトノベル『オーバーロード』が凶悪すぎる面白さだったので、書評してみました。

面白過ぎて20回ぐらい読み直したと思います。

なぜ、20回も読み直してしまうぐらい面白いのか?という点に焦点を当てて語っています。

ネタバレは無しです。

オーバーロードの面白いところランキング

第一位 設定が濃い

設定がとにかく濃いです。

例えば、アイテムのレアリティ設定。

全部で10段階あって、その最上位にあたるアイテムがどのくらい希少で、絶大な効果をもっているのか事細かに決まっていますね。

登場人物の設定も細かいです。

一人一人性格に特徴があって、それぞれ行動が個性的。

ダークファンタジーなだけあって、歪んだ性格の持ち主が多い。

歪んだ性格を設定されている登場人物が多いから、読んでいて気分が悪くなるのかというと、そんなことは無く、むしろ、その歪みから発生するエピソードだったり伏線だったりが面白さを助長していて、独特の面白さもつ作品に昇華しているのではないかなと感じました。

第二位 伏線が気になる

この作品は、伏線が結構多めですね。

アイテムにまつわる伏線であったり、魔法の起源であったり、プレイヤーの存在、竜王と呼ばれる存在、主人公の側近や側近同士の関係性、敵対組織……etc。

読めば読むほどに新しい謎が出てきて、ページをめくる手が止められない。

巻内に、時折幕間が用意されていて、主人公から遠く離れた地で起きている一幕を垣間見れるのですが、きっちり読み進めていくと、なぜ、幕間でその場面を描写したのかがわかります。

小説って、伏線を投げるだけ投げといて回収しない作品が多々ありますが、オーバーロードはきっちりと回収していくので、読みごたえあって面白いですよ。

第三位 主人公側の最強感

主人公側が基本最強という設定ですね。

転移先の世界で言われている一般的な「強い」から、大きく逸脱するぐらいの強さを持っているところが爽快感があっていい。

王国最強の戦士が、主人公のアインズが毎日何度も使えるスキルで作成する下僕と同程度の強さなので。

第四位 雑魚のリアクション

雑魚のリアクションがいい仕事してます。

命乞いの台詞、逃げ出す時の捨て台詞、死ぬ前の小並感、すべてが素晴らしい。

主人公のアインズと敵対した雑魚のリアクションも素晴らしいのですが、アインズ達の仕掛けに巻き込まれて、恐怖を感じている人間たちの演出の一役にでてくるモブも良い。

個人的には、6巻で出てくる衛士長のボナさんが好き。

※ボナさん:戦争に参加したくないため、都市を守る衛士の仕事につき戦争を回避。特に能力もないけれど、40歳まで勤め上げることで衛士長の座に就任。しかし、都市で暴動が起きたため、結局、戦わざるを得なくなったかわいそうな人

▼オーバーロード6巻

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この作品を読むと、「雑魚とはどうあるべきか?」という哲学的なテーマに触れることもできる……かも。

第五位 巻末のキャラクター紹介

オーバーロードは、巻末にキャラクター紹介のページが設けられています。

基本的には、その巻で活躍したキャラクターが多いですね。

これが、絵もついていて事細かに書かれていて面白い。

作中にタブラさんと呼ばれる設定魔が出てくるのですが、タブラさんのモチーフは作者の丸山さん自身なのでは?と思ってしまうぐらい細かい設定。

ここまで作り込みがしっかりしていると、「お金出して買って良かった」って思いますね。

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アニメも3期まで続いている人気度の高さ

アニメが3期まで続くってすごくないですか?

3期まで続いている作品ってあまりなくて、続いている作品はどれも著名なタイトルばかり。

ソード・アート・オンラインとか、サイコパスとか。

ソード・アート・オンラインなんかは1期が25話構成になっているので、1期が13話構成のオーバーロードと単純な比較はできないのですが、それでも著名なタイトルたちに負けずとも劣らない内容だと思います。

個人的には、アニメは小説で書かれている内容を大分端折って作られているので、小説から読んでアニメに移る方が、おもしろくアニメを視聴できるかと思います。

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電子書籍版がおすすめ

私は紙の本でオーバーロードを全巻購入したのですが、かなり分厚いです。

1巻400ページ超えが当たり前。

ザ・ダークファンタジーといった趣ある装いの本なので、インテリアとしても格好良く、紙の本は紙の本でメリットがあるのですが、分厚いので場所はそこそこ取られますね。

なので、コレクター気質があるというのならば、止めはしませんが、単に読みたいだけというのであれば、場所を取らずに済む電子書籍版の方がいいのかなと思います。

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まとめ

ライトノベル『オーバーロード』の面白さについてまとめてみました。

私はどちらかというと守銭奴なので、安く済む中古で済ますことが多いです。

相当面白いと思わない限り、発売日を待ち構えて即購入することはほぼありません。

ですが、この作品は待ち構えて新品を購入している数少ない1作です。

お金を出して、新品を購入する価値のある作品だと思うので、是非読んでみてください。

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