電子書籍ストア【honto】についてまとめました。
実際に使ってみた使用感やメリット・デメリット、料金の支払い方法や使える端末、アプリについてなど、余すことなく伝えます。
本記事を読むことで、hontoはどのような電子書籍ストアなのか網羅できると思います。
目次
hontoってなに?
hontoとは、丸善・ジュンク堂書店・文教堂などの店舗とネット通販、電子書籍が連動したハイブリッド型総合書店です。
ネットとリアル店舗で共通して貯めて使えるhontoポイントサービスを行っています。
2019年5月時点で会員数は500万人を超え、運営年数も7周年になることを記念して、対象商品1000点以上がポイントが最大7倍になるキャンペーンを催しています。(期間は2019年4月18日~6月30日)
この事から、会員数も運営歴も日本最大級の電子書籍ストアと言えるでしょう。
また、最大級なのは会員数と運営歴だけでなく、取扱書籍・取扱ジャンルも国内最大級です。
電子書籍ストア | 取扱書籍数 |
---|---|
honto | 60万冊以上 |
Reader store | 60万冊以上 |
ebook japan | 60万冊以上 |
DMM電子書籍 | 25万冊以上 |
上記は2019年5月時点の国内電子書籍ストア4社の取扱書籍数についての一覧表です。「Kindleストア」と「楽天Kobo」は洋書の取扱数が多いので、外してあります。
hontoは、他の有名な電子書籍ストアと同じように60万冊以上の取扱書籍数をほこっています。
また、その中身である取扱ジャンルも多岐にわたっています。
小説・文学、経済・ビジネスなどのノウハウ本、漫画、ライトノベル、雑誌、辞書、絵本、旅行ガイド、写真集・画集……etc。
逆に、何が無いのかがわからないほど、さまざまな本を取り扱っています。
加えて、リアル書店とも提携しているため、電子書籍化されていなかった本があったとしても、紙の本で入手することができます。
つまり、hontoとは、国内最大級の取扱書籍数と多様なジャンルの電子書籍を取り揃えているだけでなく、リアル書店との提携で電子書籍化されていない本も揃えられるWEB書店というわけです。
hontoで電子書籍をどうやって読むの?
hontoで電子書籍を閲覧する方法は2通りあります。
- アプリ
- ブラウザビューア
アプリは、Google playストア・App storeで提供されている無料のアプリをダウンロードすることで読めるようになります。
アプリで読む場合は、アプリ・購入した電子書籍のダウンロードにはオンライン環境が必要ですが、端末にダウンロードしてしまえば必要ありません。
対して、ブラウザビューアはアプリをダウンロードすることなく、ネットサーフィンをする感覚で読める方法です。
その代わり、ブラウザビューアで読む場合は、常にオンライン環境が必要になります。
では、詳細を見ていきましょう。
アプリ
hontoでは、アプリをダウンロードすることで電子書籍を読むことができます。
各端末の対応OSは以下です。
端末 | 対応OS |
---|---|
Windows | 7(Serviceパック1)/8/8.1/10 |
Mac | X10/10 Yosemite以降 |
Ios | 11.0以上 |
Android | 4.4以上 |
hontoのアプリは、5台まで利用可能です。
これにより、「家では大画面で読書したい」と思ったなら、PCで読めばいいですし、スマホ・タブレットを持ち歩いて、外出先でも読書するといった使い方が可能になります。
加えて、Android端末で、OSが4.4以上の端末は保存先にSDカードを選ぶことができます。
ただし、一部端末では、できない場合があるようなので、無料本などで自分の端末がSDカードへの保存に対応しているのかどうか試してみるといいと思います。
では、実際にアプリを使用しているところを見ていきましょう。
↓画像はhontoのAndroid用のアプリでのメニュー画面になります。
ブックマーク機能・ページ送り機能・デザイン機能が実装されています。
ブックマーク機能は、好きなページをタッチするだけで、索引できます。
ページ送り機能は、タッチして1ページずつめくっていくことに加え、一気に読み飛ばしたり、読み戻ったりすることも可能です。
デザイン機能では、文字の書式を変更したり、
壁紙の色調を変更したり、
白黒を反転させたりすることができます。
hontoのアプリは多機能的で、その日の気分に合わせたカスタマイズをすることで、読書をより深く楽しめるようにつくられています。
ブラウザビューア
hontoは、アプリをダウンロードせずとも、ブラウザビューアを使って電子書籍を読むことができます。
2019年5月時点での推奨ブラウザは以下です。
PC用サイト | スマートフォン用サイト |
---|---|
Internet explorer 11 | Android 4以降 |
Microsoft Edge | ios 最新バージョン |
Firefox 最新バージョン | ― |
Google chrome 最新バージョン | ― |
Safari 最新バージョン | ― |
honto withについて
honto withとは、「丸善」「文教堂」「ジュンク堂」にある紙の本の在庫確認アプリです。
「丸善」「文教堂」「ジュンク堂」は全国に200店舗以上あり、欲しい本が現在どの店舗にあるか調べることができます。
気になる本の電子書籍版を立ち読みして、内容を確認することもできますし、レビューも見ることができます。
ちなみに、欲しい本を近くの店舗に取り寄せ・取り置きしてもらうことも可能で、通知が来たら指定した店舗に取りに行けば受け取れます。
hontoカードの代わりになる機能も搭載していますし、行きつけの店にチェックインするとポイントが貯まります。
つまり、honto withは、honto提携店舗での紙の本の購入を補助してくれるアプリというわけです。
hontoのメリット
My本棚が使いやすい
上記はhontoの「My本棚」です。
hontoでは、My本棚という機能を使って、購入した電子書籍の表紙を一覧表示して陳列することができます。
さらに、購入した本を雑多に並べるだけでなく、自分好みにカスタマイズすることもできます。
例えば、赤枠に囲まれた本だけ別のMy本棚に入れたい場合。
赤枠の部分をクリックし、「テーマ棚の登録・変更」をクリック、そして追加したいMy本棚の名称を入力し、追加します。(ここでは「太宰」と入力しました)
最後に、別のMy本棚に追加したい本をクリックし、「テーマ棚の設定」の項目から、入れたいMy本棚を選択すれば完了です。
といった具合で、簡単にオリジナル本棚を作成でき、カテゴライズも思いのままにできます。
紙の本を本棚でカテゴライズしようとすると、ブックエンドなどを購入したりしないといけなかったり、そもそも本棚の収納量によっては無理だったりします。
ですが、hontoのMy本棚機能は、購入した本すべてを思いのままに整理整頓でき、使いやすいです。
あしあと抽選ポイントが楽しい
hontoにて、2019年5月時点で実施されているキャンペーンに「あしあと抽選ポイント」というものがあります。
それが、楽しいです。
等級 | hontoポイント | 1日当たりの当たり数 |
---|---|---|
1等 | 100ポイント | 100 |
2等 | 1ポイント | 49900 |
あしあと抽選ポイントとは、毎日1回引けるくじのようなもので、1等がhonto内で1ポイント=1円として使えるhontoポイントを100ポイントもらえます。
2等は1ポイントです。
毎日無料で引けるので、私たち消費者にデメリットはありませんし、ちょっとしたゲーム気分を味わえて楽しいですよ。
なお、この企画はキャンペーンですが、企画実施期間の記載が見当たらなかったので、2019年5月時点では実施されていますが、いつまで実施されているかはわからないので、公式サイトで詳細は確認してください。
▼公式サイト
クーポンがお得
hontoは電子書籍の購入に使えるクーポンが豊富に用意されています。
以下は2019年5月時点で私が取得可能なクーポンの一部です。
- 【25%OFF】講談社コミックに使える電子書籍クーポン
- 【40%OFF】「三笠書房」の対象商品に使える電子書籍クーポン
- 【40%OFF】「学研」の対象商品に使える電子書籍クーポン
- 【20%OFF】対象商品 電子書籍クーポン
- 【40%OFF】「幻冬舎」対象商品に使える電子書籍クーポン
- 【35%OFF】「ジュリアンパブリッシング」BL対象商品に使える電子書籍クーポン……etc
どのクーポンも割引率が高いです。
絶対的ではありませんが、「【20%OFF】対象商品 電子書籍クーポン」のようなhonto内で取り扱っている商品全体で使えるようなクーポンよりも、「【40%OFF】学研の対象商品に使える電子書籍クーポン」のように、対象に制限があるものの方が、割引率が高い傾向があるように感じました。
とはいえ、honto内で扱っている商品を対象とするような、対象商品の範囲が広いクーポンでさえ20%の割引率はかなりお得です。
私は、紙の本と電子書籍の両方を使って読書を楽しんでいますが、「クーポンでの割引率の高さ」が電子書籍の強みの一つなので、「紙の本しか使わない」という人はもったいないなと思います。
ですので、hontoには、クーポンを使ってお得に電子書籍を購入できるメリットがあります。
hontoポイントがお得
hontoはhonto内での電子書籍・紙の本の購入に加え、提携店舗での買い物にも使える「hontoポイント」が貯まってお得です。
hontoポイントのため方は大きく分けると3種類です。
1つはhonto内での買い物で貯める方法です。
これは、電子書籍・紙の本のどちらにも付与され、ポイントの付与率は100円につき1ポイントとなっています。
2つめは、提携書店(丸善・ジュンク堂・文教堂)のサービス実施店舗で貯める方法です。
こちらは、書籍・雑誌の購入によって付与され、原則200円で1ポイント貯まります。
文具・メガネを購入した場合は、100円につき1ポイントの付与です。
3つめは、キャンペーンによって貯める方法です。
あしあと抽選ポイントのような、キャンペーンで付与され、付与料率・発行タイミング・有効期限はキャンペーンごとに異なります。
貯め方 | ポイント付与率 | 発行タイミング | 有効期限 |
---|---|---|---|
honto内購入 | 100円につき1P | 電子書籍:即時 紙の本:支払い方法により異なる | 原則、発行の翌月1日から1年 |
提携書店(書籍・雑誌) | 200円につき1P | 即時 | 〃 |
提携書店(メガネ・文具) | 100円につき1P | 即時 | 〃 |
キャンペーン | キャンペーンにより異なる | キャンペーンにより異なる | キャンペーンにより異なる |
hontoポイントを使うときは、honto内で使う場合と、提携店舗で使う場合で、使い方が異なります。
honto内で使うときは、1ポイントから使えて、1度の買い物に10万ポイントまで使えます。
対して、提携書店では50ポイント以上からの利用になり、カフェ・メガネ・絵画・図書カード・金券類・宅配受付・検定受付では使用することができません。
どちらも1ポイント=1円として使える点は共通です。
hontoポイントは、honto内の買い物だけでなく、提携書店での買い物でも付与されますし、使用することもできるので、便利でお得なのです。
まとめ
hontoはお世辞抜きで魅力的な電子書籍ストアです。
提供されている電子書籍を読むための無料アプリは多機能的で使いやすく、電子書籍の管理も「My本棚」で、自分好みにカスタマイズできます。
そういった機能的な面での使いやすさだけでなく、あしあと抽選ポイントのような面白いキャンペーンや、割引率の高いクーポンで金銭的な使いやすさも高いです。
電子書籍は大分電子書籍化が進んできており、読みたい本が電子書籍化されていないといったことは少なくはなってきていますが、皆無というわけではありません。
ですが、hontoはリアル書店と提携しているので、紙の本の販売にも強く、「honto with」というアプリで、紙の本の在庫確認や取り寄せまでできてしまいます。
ですので、hontoは読書家におすすめのWeb書店だと思います。
▼公式サイト