電子書籍と紙の本を使い分ける方法をまとめました。
電子書籍を使うべき時と、紙の本を使うべき時の2つに分けて、解説しています。
目次
電子書籍を使うべき時
書籍代を節約したい時は電子書籍
書籍代を節約したい時は、電子書籍を使うべきだと思います。
なぜなら、紙の本(新品)より電子書籍の方が、安いからです。
漫画『ONE PIECE 1巻』の紙媒体の販売価格は、484円(税込み)です。(2020年4月3日時点のAmazon販売価格)
それに対し、電子書籍版の販売価格は、以下になっています。
電子書籍ストア | 販売価格(税込み) |
---|---|
Kindleストア | 460円 |
eboookjapan | 459円 |
DMM電子書籍 | 459円 |
どの電子書籍ストアも459~460円で販売されていたので、約5%安いことがわかります。
値引き率は、作品・電子書籍ストアごとに異なりますが、『ONE PIECE 1巻』のように、同一タイトルでも、紙の本よりも安くなっている物がほとんどですね。
ですので、価格の安い電子書籍の方が、購入費用を抑えられて、良いと思います。
キャンペーン・ポイント還元サービスも実施されているから、節約したい時は、電子書籍がおすすめだぜ。
なお、下記の2記事には、書籍代を節約できる電子書籍ストア情報をまとめてあります。
参考にしてみてください。
本を置く場所が確保できない時は電子書籍
紙の本を置く場所が確保できない時は、電子書籍がおすすめです。
当たり前ですが、電子書籍は電子データで出来ているため、どれだけダウンロードしても場所を圧迫しません。
部屋が狭い・本棚に空きがないという方は、電子書籍を使えば問題解決するかもしれませんよ。
場所を選ばず読書したい時は電子書籍
場所を選ばず読書したい時は、電子書籍がおすすめです。
電子書籍はデータをダウンロードして読むため、読む端末を選べます。
自宅でPCの大画面で読書するも良し。
電車・バスの中で、スマホを駆使してひっそりと読書するのも良し。
公園のベンチに腰掛けながら、タブレットで恋人と2人で読書するのは……許しません。
電子書籍ならば、場所・状況ごとに適した端末で読むことが可能なわけです。
一方、紙の書籍の場合。
サイズが固定されてしまっているので、大画面で清々と見たくても変更することができません。
電車やバスの中で読みたくても、文庫本サイズならともかく、単行本サイズだと大きくて片手で読みづらい。
ですので、場所を選ばずに快適に読書したい人は、電子書籍がおすすめです。
新刊を発売日に読みたい時は電子書籍
新刊を発売日に読みたいなら、電子書籍がおすすめですね。
電子書籍は、電子データをダウンロードする権利を買い取る形になるので、『売り切れ』という概念がありません。
また、事前予約しておくと、発売日の0時に自動配信しておいてくれるサービスを展開している電子書籍ストアもありますね。
ですので、売り切れしやすい新刊を確実に読めるため、「発売日に新刊を絶対読みたい!」という方は、電子書籍が良いと思います。
お得度が高いキャンペーン実施時は電子書籍
お得度が高いキャンペーンが実施されている時は、電子書籍を利用してみると良いと思います。
なぜなら、紙の本で購入するよりも、かなり割安で購入できることが頻繁にあるからです。
複数の電子書籍ストアを利用し、本を購入する際にチェックしてみると、お得なキャンペーンに出会えることが多々ありますよ。
個人的なおすすめですが、もし、複数の電子書籍ストアを利用して、お得なキャンペーンを探すなら、Yahoo!japanグループが運営する『ebookjapan』という電子書籍ストアは、使ってみて欲しいですね。
キャンペーンの種類が豊富で、なおかつ、トップページにキャンペーン特集をまとめてくれてあるので、確認しやすいからです。
ですので、電子書籍ストアでお得なキャンペーンが実施されていたら、積極的に利用してみると、読書費用を抑えられて、経済的なので、おすすめですよ。
▼公式サイト
なお、下記記事にebookjapanの評判・口コミをまとめてあるので、使ってみたいと思った方は、参考にしてみてください。
レンタルなら電子書籍
本をレンタルするなら、電子書籍がおすすめです。
紙の本でのレンタルサービスがいくつかありますが、正直、使いずらいと思います。
理由は以下の3つ。
- 借りた本を返しに行かねばならない
- 延滞金がある
- 在庫に限りがある
DMMコミックレンタルやRenta!といった電子書籍のレンタルサービスなら、借りた本は、期限が来たら自動的に読めなくなるようになるため、借りた人が本を返しに行く必要がありません。
それに付随して、延滞金という概念が電子書籍のレンタルにはありません。
自動で返却されるので、返し忘れて延滞金が取られることが無いからです。
さらに、電子書籍は電子データで出来ているため、無限にレンタルできます。
図書館のように、他の人が読んでいて、在庫がないから読めないということがありません。
紙の本のレンタルサービスにおける3つの弊害を、電子書籍のレンタルサービスは全て排除してくれるので、レンタルならば電子書籍がおすすめです。
▼レンタルサービス
読書量を増やしたい時は電子書籍
読書量を増やしたい時は、電子書籍がおすすめです。
なぜなら、電子書籍には読み放題サービスがあるからです。
読書量を増やしたいと思っても、紙の本の場合、本を購入する資金がなければ、大量の本を用意することができませんよね。
図書館のような無料で本を借りられるサービスを利用することで、対応することも出来るかもしれませんが、在庫に限りがあり、読みたい本が借りられないこともあるでしょう。
電子書籍の読み放題サービスを利用すれば、定額制なので、何冊読んでも安く済みます。
読み放題サービスの対象になっていない作品だけ購入すれば、全ての書籍を購入して揃えるよりも節約できるでしょう。
ですので、読書量を増やしたい時は、読み放題サービスを利用することで、安く、大量の本を読むことができるようになるため、おすすめですよ。
なお、日本国内の読み放題サービスは、雑誌のみといった具合で、特定のジャンルに特化しているサービスが多いです。
Amazonの運営する読み放題サービス『Kindle unlimited』が、対象書籍数も多く、ジャンルも幅広いため、使いやすいと思います。
下記記事に、詳細をまとめてあるので、参考にしてみてください。
▼公式サイト
紙の本を使うべき時
コレクションしたい時
コレクションしたい時は、紙の本を購入した方が良いと思います。
なぜなら、紙の本の方が電子書籍に比べ、コレクションに向いている要素が多いからです。
著名な作家・作品の初版初刷本には、プレミア価格が付くことが多々あります。
また、書籍の予約限定特典などがオークションサイトで高値で取引されていることもあるようです。
このように、紙の本には通常価格よりも、高値がついてしまうコレクション品になりえる要素がありますが、電子書籍にはありません。
ですので、本を読むというよりは、美術品のように収集して、愛でるのに紙の本は有用だと思います。
参考文献として使う時
大学のレポートや、企業でのプレゼン資料における参考文献として、書籍を使う時は、電子書籍よりも紙の本が良いと思います。
なぜなら、電子書籍はページ数の表記が特殊だからです。
例えば、Amazonの電子書籍の場合、『位置No』という特殊表記のため、引用したい部分のページ数が分かりません。
そのため、レポートで引用した時に、引用した書籍のページ数を記載しなければなりませんが、わからないので記載できないわけです。
このように、特殊な表記を採用している電子書籍ストアもあるため、確実性をとるなら、レポートの参考文献として使う書籍は、紙の本にした方が良いと思います。
まとめ
電子書籍と紙の本を使い分ける方法をまとめました。
電子書籍には、電子書籍にしかないメリットがあり、紙の本には、紙の本にしかないメリットがあると思います。
上手に使い分けるには、両方のメリット・デメリットをしっかり理解して、メリットは活かす、デメリットは潰すという考え方のもと、使いわけ方を考えてみるのがおすすめです。
電子書籍と紙の本を上手に併用して、快適な読書生活を送りましょう。
▼おすすめ電子書籍サービス