2019年度の年間目標読書数100冊を気合と根性で達成したRiri6と申します。
たくさんの本を読んで、これは読書初心者の方におすすめできると感じた本を厳選してみました。
読書初心者=本を読み慣れていないということで、読みやすさが抜群に良い本を紹介していきます。
なお、大人向けです。
目次
【読書初心者は注意】本は安く読める
「本を読む=書店で購入」だと思っていませんか?
現代は、電子書籍と呼ばれる電子データで作成された書籍が販売されています。
電子データで作られていることを利用して、レンタルサービスや読み放題サービスも充実しているため、書店で紙の本を購入するよりも安く済ませることが可能です。
知らないと損をしてしまうこともあるため、本を安く読む方法を下記記事にまとめました。
読書を安上がりに済ませたい方は、参考にしてみてください。
読みやすい小説
読みやすい小説をまとめてみました。
読みやすい小説=文章が易しい小説=ライトノベルと、思ったのですが、ライトノベルはストーリーの派手さや、設定の濃さが目立ってしまう作品が多く、登場人物の感情の機微など、文学的な面白さを楽しみづらいというデメリットもあるため、小説とライトノベルの両方を紹介することにしました。
君の名は
日本映画の歴代興行収入第2位を記録した大ヒットアニメ映画の小説版。
この小説は、非常に読みやすいですね。
難しい単語が出てくる回数も少なく、会話文が多いので、キャラクターの会話文を読んでいるだけでも、そこそこ読み進められるかと思います。
私は文庫本を購入したのですが、ページ数も260ページほどで、簡単に読み終えられる文章量なのも、読書に慣れ親しんでいない方におすすめできるポイントですね。
半日もあれば読み終えられる作品でいて、内容も面白く、感動的なので、読書初心者に是非とも読んでもらいたい一冊です。
蹴りたい背中
第130回芥川賞受賞作品。
著者の綿矢りささんは、受賞当時19歳で、史上最年少受賞というから驚きですね。
著者自身が若々しい女性だからこそ書けたであろう清涼感あふれる作品で、真っ黒に汚れた大人の心を洗い流してくれます。
私の心は真っ黒どころか、夜を切り取ったかのような漆黒なので、取り返しがつきませんでしたが、灰色ぐらいの方なら、まだ間に合うと思うので、早急に蹴りたい背中を読み、若かりし頃の純白な精神を取り戻しましょう。
コンビニ人間
人間失格
小説家にとどまらず、数々の芸術家・音楽家に影響を与え続けている太宰治の代表作。
「有名な小説を3冊挙げて」と言われれば、多くの人が挙げるであろう有名作品なので、1度は読んでみるべきだと思います。
本を読む方で太宰が好きな人は多いので、会話のネタにもなりますし、読書家アピールにも有効ですね。
人間失格はかなり面白いので、太宰の他の作品を読む良いきっかけになり、読書家への道が開けるかもしれません。
オーバーロード
ファンタジー小説ですね。
異世界転生モノが流行り、今では「何でもかんでも転生かよ」と揶揄されてしまっていますが、個人的には揶揄され始めたのは駄作が増えたからであって、異世界転生モノでも面白い作品はあると思っています。
オーバーロードは、面白いと思える作品の1つです。
主人公のアインズは、異世界でこそ世界有数の力をもつ超越者として立ち回っていますが、異世界に転生する前は、単なる平凡な会社員でした。
そんな男が、いきなり周囲に傅かれる王になったため、必死に王らしく振る舞う様に笑いがこみあげてしまうこと間違いなしです。
一見すると、やたら分厚くて、読書初心者の方は、購入するのを躊躇してしまうかと思いますが、文章表現に癖がなく、サクサク読み進められるため、心配する必要はありません。
分厚さに惑わされず、勇気をもって一読してみましょう。
読みやすい教養本
読みやすい教養本をまとめてみました。
一般教養として、身に着けて置いて損はない内容が書かれている本を厳選しています。
特定の人しか興味が持てない分野ではなく、どの人にも関りがあるような内容の本を集めたので、興味を持ちやすいと思います。
すべての疲労は脳が原因
大人になると疲れを感じるタイミングが増しますよね。
体力の衰え、仕事や家庭での精神的な疲労、過酷な労働環境における肉体的な疲労など、疲れの原因をあげたらキリがありません。
そんな「疲れ」の根本的な原因をこの本は解説してくれています。
疲れ対策もいくつか書籍内で紹介されていて、参考になります。
大人になると、疲れと上手に付き合わなければならないので、すべての疲労は脳が原因を読んで、疲れに対する理解を深めると生活が変わると思いますよ。
読書は「アウトプット」が99%
これこそまさに読書初心者にうってつけの本ですね。
そもそも、読書をする大きな理由として、本の内容を脳に記憶し、実生活に役立ることが挙げられるかと。
この本では、効率よく脳に記憶するための手法がいくつか紹介されているため、読書初心者の段階で読んでおくことで、今後の読書の仕方が変わってくると思います。
読書するなら効率よく、本の内容を脳に叩き込めた方が良いので、最初に読む1冊としてこの本を選択するのは、良い選択だと思いますよ。
視力を失わない生き方
海外で修業を積み、数々の治療法を開発した眼科医が書いた本です。
眼は誰にでもついているため、多くの人が興味を持てる分野でもあり、読書初心者におすすめの内容だと思います。
発売日が2016年と少し古く、情報の鮮度は今一ですが、内容は非常に衝撃的。
冒頭から日本の医療を滅多切りにしてたので、爆笑してしまいました。
視力は生きていくうえで欠かせないものなので、より正しい情報を取り入れる必要があると思います。
私は医師ではないので、この本に書かれている内容がどこまで真実なのかは分かりませんが、眼に対する知識を身に着けるのに、役立つ著書であるように感じたので、是非、一読してみてください。
政界版 悪魔の辞典
1911年にアメリカで発表されたアンブローズ・ビアス著書『悪魔の辞典』。
これを元ネタに、現代の日本政治を皮肉りつつも、政治の基礎知識が身につくように制作されたのが、池上彰の『政界版 悪魔の辞典』です。
大人になると何かと政治の話になりますよね。
お酒の席であったり、休憩時間の小話であったり。
この本を読んでおくと、政治でよく耳にする単語の裏の意味を知れるので、普段の政治に関する話がより面白くなること間違いなしです。
この本を読んでから、会話相手がマスメディアが垂れ流す情報を鵜呑みにする人間なのか、自分で物事を調べ、自分なりの考えをもっている人間なのか、何となくですが分かるようになった気がします。
地球の歩き方シリーズ
世界の現況を把握できる画期的な本です。
年度ごとに更新されるので、販売されればという前提ではあるのですが、情報の鮮度は非常に高いと思います。
読書初心者にありがちなのが、読書が退屈になってしまい辞めてしまうことです。
地球の歩き方シリーズは、専門書のように予備知識が無いと分からない様な本ではなく、我々日本人が普段慣れ親しんでいる日常風景と、かけ離れた世界が描かれているため、興味を持ちやすい。
そのため、退屈せずに読み進められますし、いつかその国へ行った際、役に立つ知識を得られるため、実用的でもあります。
大人になると、出社して、仕事をして、自宅に帰るというありきたりな日常を過ごしている方も多いと思いますが、そんな日常のマンネリ感を、この本で吹き飛ばすことができるかもしれません。
読みやすいビジネス書
読みやすいビジネス書をまとめてみました。
ビジネス書とは、実際のビジネスに役立つ本を指すので、内容が専門的になってしまい、難しくなりがちですが、その中でも入門書レベルの書籍を厳選しています。
専門分野の入り口の部分を分かりやすく解説した本ばかりなので、予備知識が無くても読むことが可能なため、読書初心者におすすめです。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら
さおだけ屋はなぜ潰れないのか
「たけやー、さおだけ」でお馴染みの竿だけ屋。
2020年現在では最早見かけることはありませんが、数年前までは稀に見かけることがありました。
さおだけ屋って、車で宣伝して、さお竹を売るという販売スタイルですが、ホームセンターもあれば、インターネットでも買い物できる現代に全くと言っていいほどマッチしていません。
それでも、なかなか潰れないという不思議現象が起きており、それはなぜかということを題材に会計学の基礎を説いていくのが本書です。
会計学と聞くと、「難しそう」と思ってしまいがちですが、この本を読むと、会計学って、私たちの実生活に深く関与している学問なのだとわかりますね。
大人になると、お金の管理はしっかりしなければなりませんが、この本を読むことで、お金管理に役立つヒントをたくさん得られます。
是非、一読してみてください。
池上彰のやさしい経済学
分かりやすい説明でお馴染みの池上彰が、経済学を優しく解説した本ですね。
この本は、京都造形芸術大学で池上彰が客員教授として行った一般教養の講義「経済学」を元に作成された本だそうです。
経済に興味を持っている経済学部の学生を対象にしているわけではなく、芸術に興味を持っている学生を対象とした講義がもとになっているので、経済学に興味を持っていない方でも、理解できるし、惹きつけられる内容だと感じました。
経済学の基礎を読書を通して身に着けたい方は、是非、読んでみてください。
資産フライト
国内から海外へ資本が流出する資本逃避について書かれた本です。
書いてある内容は、非常に衝撃的で、おそらく読んだ人は面食らってしまうかと思います。
年末になるとハワイに海外旅行する芸能人などが多いことから、何となくですが、国内の富裕層は海外で羽を伸ばしているのだろうなという予想はもっていました。
ですが、なぜ海外へ行くのかはわからなかったのですが、この本を読んで、「なるほどな」となりましたね。
なぜ、資産フライトする人がいるのか、その答えはこの本に載っているので、興味を持った方は、是非、読んでみてください。
伝え方が9割
伝え方を学びたい人にうってつけの1冊です。
著者は、伝えることが得意でないにもかかわらず、会社員時代にコピーライターとして配属され苦しんだ結果、伝え方には技術があることを発見。
発見した技術をまとめたのが、伝え方が9割です。
この本は、具体的な手法がまとめられている有用な本です。
個人的な意見として、考え方など精神面についてしか記載していないハウツー本を読むと「こんなクソみたいな内容で金なんかとってんじゃねーよ」と悪態をつきたくなるのですが、この本はそんな使えない本とは一線を隔す実用書なのでご安心を。
伝える技術は、普段の会話から、会社でのプレゼン、わからないことを質問する時など幅広いタイミングで役に立ちます。
社会と関わるうえで、必要な能力を向上させることができるので、是非、読んでみてください。
まとめ
大人を対象とした、読書初心者におすすめの本を紹介してみました。
読書は、最初から難易度の高い本に果敢に挑んでいくと、楽しさを見いだせず、継続できないと思います。
なので、できる限り易しい本から読み始めるのが無難というのが、個人的な意見ですね。
自分が興味を持っていない分野の本に手を出すより、興味をもっている分野の本を選ぶのも大切。
読書初心者を脱して、読書家への道を切り開いていきましょう。