当サイトは、読書が大きなテーマなので、書評も多々書いています。
運営し始めて、1年。
この1年間で学んだ書評記事のタイトルの付け方についてまとめました。
実際に具体例をいくつか交えながら説明していきます。
目次
書評タイトルの重要性
タイトルの付け方を説明する前に、まず、書評タイトルの重要性についてから。
重要性を理解していないと、書評タイトルを適当につけてしまいがちになるので、把握しておくのがおすすめですよ。
重要性① 検索流入に影響あり
現代社会で情報収集するにあたって、google検索などのweb検索を使っている方が多いです。
書評も情報の1つなので、web検索されることが多い。
そのため、web上には書評記事が星の数ほどとまでは言いませんが、膨大に存在します。
言ってしまえば、Amazonや楽天などの大手ECサイトにおける、本のレビューも書評の一つなわけですから。
詰まるところ、それだけライバルが多いということです。
何も考えず書評タイトルをつけてしまうと、膨大な書評の中に埋もれてしまう。
web検索の場合、表示されるのはタイトルだけで、中身はクリックしてもらわなければ読んでもらえません。
ですので、目立つ書評タイトルをつけて、検索流入をあげる必要性があるわけです。
重要性② SNSでの拡散に影響あり
twitterなどのSNSを利用したことがある方は、わかると思いますが、現在のSNSは1分1秒単位で情報が飛び交っています。
SNSでフレンド登録しているユーザーが多い方ほど、それは顕著で、企業の告知から、友人が推しているものまで、ありとあらゆる情報が散乱。
その中で、自身が書いた情報をシェアしてもらうのって、かなりハードルが高い。
ですので、ありきたりなタイトルではなく、訴求力が高いタイトルをつけて、クリックしてもらう工夫が必要だと思います。
読まれるタイトルの付け方
読まれるタイトルの付け方をまとめてみました。
書評を読んでもらう方法はいくつもありますが、現代社会で影響力が強いのはウェブでの拡散だと思います。
ですので、読まれるタイトルの付け方=googleの検索エンジンでクリックされやすいタイトルの付け方・SNSでの拡散でクリックされやすいタイトルの付け方といった解釈で説明していきます。
読者像を意識しよう
書評タイトルは読者像を意識すると、洗練されていくと思います。
書評を書く際に、その書評をどんな人物に読ませたいかを想定します。
読者像を細かく設定すればするほど、読む可能性のある読者数が減っていく代わりに、読まれる確率は高まるはずです。
例えば、読者像に『恋愛小説を読みたい人』と設定した場合。
書評タイトルは、『おすすめ恋愛小説10選』のような大雑把なものになってくるかと。
恋愛小説に興味のある人は多いですが、競合となる書評も多くなるので読まれる確率は少なくなります。
google検索されるキーワードで考えてみても、『恋愛 小説 おすすめ』とかになってくるので、ボリュームが大きく、競合が強いですね。
なので、対象となる読者は膨大ですが、自分の書評へと流入させるのが難しい。
では、読者像に『恋愛小説を読みたい中年の女性』と設定してみた場合。
書評タイトルは、『【30代女性向け】おすすめ恋愛小説10選!主婦に読んで欲しい』とかになってきますね。
恋愛小説を読みたい人から、恋愛小説を読みたい中年女性へと範囲が狭まったので、競合が少なくなり、人目に付きやすくなります。
google検索されるキーワードで考えてみても、『恋愛 小説 おすすめ 30代』とか『恋愛 小説 おすすめ 主婦』とかになってくるので、ボリュームが小さく、競合が弱いですね。
また、タイトル自体が誰に読んで欲しいかが具体的になってくるので、SNSなどで拡散した際に、対象となる読者にクリックされやすいかと思います。
ですので、やみくもにタイトルをつけるのでなく、読者像をしっかりと描いてからタイトルをつける方が、読者を増やしやすいかと思います。
作品名を盛り込むなら、読んだ後どうなるかを入れよう
書評タイトルに、作品名を盛り込む場合、読んだ後どうなるかをタイトルに含むと、読者を増やしやすいかと思います。
タイトルに作品名を盛り込む場合、『○○を読んだ感想』とか、『〇〇を書評してみた』といったタイトルになりがち。
こういったタイトルは、似通ったタイトルをつけて公開している書評が多いので、目立ちません。
googleの検索エンジンで考えてみた場合、『作品名 書評』で検索して、ズラリと似たようなタイトルの記事が一覧表示されたら、何も考えず一番上に表示されている記事をとりあえずクリックしませんか?
検索ユーザーからしてみれば、タイトルから読み取れる情報が○○という作品を書評しているということだけなので、どれでもいいやと思ってしまうかと。
そこで、タイトルにその本を読んだ後、どのようなことが起こるのかを入れてあげて、ライバルに差を付けましょう。
例えば、『○○を読んで、仕事の効率が上がった件』とかですね。
読者にとって、有用な情報が載っていそうなタイトルになるので、読まれる確率が高まるかと。
印象深いタイトルになればなるほど、SNSでの拡散に有効ですし、別記事から内部リンクさせてあげれば、そこからの流入も期待できるかと思います。
共起語を盛り込もう
共起語とは、検索されたキーワードと、よく一緒に使われる単語のことです。
例えば、『書評 タイトル』でいうなら、『例』や『フォーマット』が共起語ですね。
共起語は、その検索ワードを使った人がどのような情報を求めているかが顕著にあらわれるので、逆張り的に考えるのであれば、共起語をタイトルに盛り込むことで、必要な情報が記載されていると読者にアピールでき、読者の読みたいという気持ちを刺激することが可能かと。
ですので、1つぐらいは共起語をタイトルに盛り込んだ方が良いと思います。
【】で単語を強調しよう
【】でタイトル内の目立たせたい単語を強調するのも有用かと思います。
先ほど、共起語をタイトルに盛り込んだ方がいいと言いましたが、共起語を【】でくくるのも、悪くないかと。
例えば、読書感想文におすすめの本を書評したい場合。
【小学生向け】読書感想文におすすめの本10選!といったタイトルなんて良いのではないでしょうか。
偏に読書感想文といっても、読書感想文を書いているのは小学生から大人まで幅広いです。
ですので、どの層に向けて書いた書評なのかを強調したかったので、小学生向けを【】でくくってみました。
これによって、小学生のこどもを持つ保護者などにアピールでき、自分が意図した部分を目立たせることができたかと。
ですので、目立たせたい単語を【】でくくると、自分の主張を読者に伝えやすくなると思います。
一番伝えたい単語は左詰め
一番伝えたい単語は、タイトルの左側に配置した方が良いです。
これは、google検索への対策ですね。
google検索は、タイトルを表示できる文字数に限界があるため、限界を超えてしまうと『…』と省略されてしまいます。
ですので、読者に一番に伝えたい単語は左詰めにすると、省略されずに済むので、おすすめですね。
タイトル付けに役立つ本
伝え方が9割
もともと文章を書くことが得意ではなかった著者が、コピーライターとして配属され苦しんだ結果、伝え方には技術があることを発見。
この本は、その技術を赤裸々につづったものですね。
心構え的な内容ではなく、具体的な手法が載せられているので、有用だと感じました。
誰もが1度は聞いたことのあるフレーズが、なぜこんなにも耳に残るのか、理由がわかるので、面白いですよ。
文章力の基本
個人的には、文章を書くための基本を、この1冊でほぼ網羅できるのではないかと思っています。
こちらも、文章を分かりやすく書くための具体的な手法が載せられている本ですね。
この本は、タイトルの付け方というよりも、文章を上手に書くことに焦点を当てている一冊ですが、タイトル付けに活かせる手法がいくつもあり、読者の発想次第でいくらでも有用な1冊になりえるポテンシャルがある本だと感じました。
文章力を身に着けたい方、必見の1冊かと。
まとめ
書評ブログの記事タイトルの付け方についてまとめました。
書けば書くほど、タイトルの付け方には工夫の余地があることに気付き、いろいろと試行錯誤して得た手法のまとめ的な記事ですが、まだまだ改善できることが残されていると思います。
書けば書くほど、勉強すれば勉強するほど、書評タイトルの付け方は上達していくと思いますので、ガンガン書き進めていきましょう。