当方、読書に関することを取り扱うブログを10カ月ほど運営しています。
そのため、当ブログ内で本を紹介する機会も多く、「書評ブログでどうやって稼ぐのか?」というテーマについて、考えることが多いです。
そこで、書評ブログで稼げるのか?といった根本的なことと、稼ぐためにどうするべきかといったことをまとめてみました。
10ヶ月程度の運営歴ですが、他ジャンルや雑記型ブログを運営している方よりも、真剣に考えてきたテーマなので、一つの意見として見てもらえたらと思います。
書評ブログでも数万円なら稼げる
稼げます。
金額にもよりますが、月額5万ぐらいなら、努力でいけるのではないかと思います。(私は達成していません←)
達成はしていないのですが、根拠はあるのです。
その根拠を3つに分けて説明していきたいと思います。
稼げる根拠① 検索ボリュームが大きい
検索ボリュームを把握するツールで、「おすすめ 漫画」・「おすすめ 本」・「おすすめ 小説」など、本を販売するにあたって成果に結びつきやすいキーワードのボリュームを調べればわかることですが、1カ月で数万回以上検索されているビッグワードであることがわかるかと思います。(月ごとの変動有り)
今言ったのはビッグワードですが、数百~数千ぐらいのボリュームであるミドルワードならかなり豊富にあります。
しかも、本はDIYについて書かれた本もあれば、医学的な内容の本もあり、お金の稼ぎ方について書いてある本もあるといった具合で、多種多様。
なので、それに付随して「DIY 本」のようにマニアックなキーワードの種類も豊富ですね。
キーワードのボリュームが大きく、キーワードの種類も豊富とくれば、検索ボリュームは必然的に大きくなる。
ですので、検索ボリュームが大きく、集客がしやすいため、稼げると思います。
稼げる根拠② 本には連続作品があるから
漫画・小説などは基本的に連続作品ですよね。
こち亀のように全200巻販売されているタイトルもあるぐらいですし、数巻から十数巻ぐらいの作品は、星の数とまでは言いませんが、かなりの作品数があるかと思います。
ですので、仮に1巻だけを紹介したとしても、その続きも同時購入する方もいるので、紹介した以上の収益が見込めます。
そのため、稼げるというわけです。
稼げる根拠③ 本と一緒に買った商品にも報酬が付く
アフィリエイトでの収益化の話になります。
Amazon・楽天・Yahoo! ショッピングなどのECサイト(さまざまな商品を取り扱っているショッピングモールのようなサイトのこと)は、当然、本も取り扱っています。
例えば、あなたのサイトに訪れたAさんが広告をクリックして、Amazonに移動。
そして、本を購入する。
その際に、ついでに食料品も買ったとすると、その食料品の売り上げ分からも報酬が出るといった具合ですね。
収益の入り口は本ですが、収益化する際に副次的に報酬が増加することが多々あるので、稼げるというわけです。
書評ブログで稼ぐ方法(アフィリエイト)と収益化のコツ
書評ブログで稼ぐには、アフィリエイトが最も良いと思います。
アフィリエイトとは、自分のブログに広告リンクを貼り付けて、そこから読者が広告を踏んで、遷移先のサイトで商品を購入すると報酬が入るといったウェブビジネスのこと。
この方法で稼ぐのが、ブログで本を紹介して稼ぐ王道的稼ぎ方だと私は思っています。
ですので、アフィリエイトを用いた稼ぎ方を深掘りしていきます。
ASPは複数登録
ASPは複数登録すべきです。
ASPとは、Affiliate Service Providerの略で、広告を出稿したい企業と、広告を自分のブログに貼り付けたいブロガーの仲立ちをしている企業のことを指します。
このASPに登録することで、ブロガーはさまざまな企業と提携することができ(企業によっては審査有り)、企業が提供する商品を紹介することで報酬を受け取ることができるというわけです。
報酬を得られる広告には、クリックされるごとに報酬が入るクリック報酬型と、商品が購入されて始めて報酬が入る成果報酬型の2種類があるのですが、ブログで本を紹介して稼ぐなら、成果報酬型広告がメインになってきます。
なぜ、ASPに複数登録すべきかというと、この成果報酬型広告で得られる報酬のキャンペーン期間と報酬単価が異なるからです。
ASP会社①では、企業Aの広告が先月キャンペーンで報酬が2倍になっていたけれど、ASP会社②では、今月から同企業の広告がキャンペーンで2倍になっているといったことが多々あります。
なので、上記の例で言えば、先月はASP会社①で広告を作り、今月はASP会社②で広告を作れば、報酬が大きくなるというわけです。
また、単純に同一企業の同一商品の広告でも、報酬単価がASPによって違うこともあるため、ASPの複数登録は、した方がいいという話ではなく、必須だというわけです。
おすすめASP
『A8ネット』と『バリューコマース』の2社ですね。
当サイトでも、この2社を利用しています。
なぜこの2社がおすすめなのか説明します。
まずは、A8ネットから。
A8ネットは、登録のハードルがものすごく低く、始めやすいからです。
基本的には、ASPに登録するにあたってブログの審査があるのですが、A8ネットの場合、そもそもブログを持っていなくても登録できます。
会員登録が終わった後に、作ったサイト情報を登録することが可能となっており、本格的にブログを立ち上げて、サイトを登録するもよし、A8ネットの無料ブログ作成サービスを使って、試しに始めて見るのもよしといった具合。
加えて、初期状態から楽天と提携しているので、本の紹介ができます。
なので、ブログを始めたばかりでも、本の紹介をブログでできるといった強みがあることがおすすめする理由です。
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次に、バリューコマースについて。
バリューコマースは、案件がとにかく豊富。
使ってみればわかることですが、読み放題サービスや電子書籍関係など、読書関連の商品が充実しています。
現在は、本を読む媒体が紙の本であったり、電子書籍であったりと多角化しているので、自分のブログに訪れてくれた読者の視点で考えれば、読者が使っている媒体へのリンクがあった方が便利ですよね。
例えば、電子書籍のレンタルサービスでしか本を読まない人へ、紙の本を購入できるECサイトを勧めても、結果には結びつきづらいといった具合。
だから、さまざまな読者の趣向へ対応するためにも、読書に関連するサービスを豊富に扱っているASPは、ブログで本を紹介して稼ぎたいと考えている人にとって強い味方になりえるかと思います。
ブログで本を紹介してお金を稼ぐといった点において、バリューコマースは案件が豊富でマネタイズしやすいと思うので、おすすめですよ。
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大手ECサイトを活用しよう
大手ECサイトは、本も販売していますが、その他の商品も取り扱っています。
そのため、本を販売した際に、別の商品も読者が購入すれば、その商品が成果報酬の対象であれば、その商品についての報酬も合わせて入るというわけです。
先ほど紹介したASP・・・・・・『A8ネット』と『バリューコマース』。
この2社は、Amazon・楽天と提携することが可能(Amazonは審査有り)。
バリューコマースに関しては、Yahoo! ショッピングとも提携することができます。
私自身Amazon信者な部分があって、ネットショッピングをたしなむ人は皆、Amazonで購入していると思っていたのですが、違いました。
当ブログのような零細サイトからでも、楽天・Yahoo! ショッピングの成果が発生しているので、規模が大きくなるにつれて、楽天・Yahoo! ショッピングの影響が響いてくるかと思います。
ですので、Amazon・楽天・Yahoo! ショッピングの大手ECサイト3社ときっちり提携して、しっかりと稼げるような下地作りをしておいた方がいいと思いました。
▼公式サイト
電子書籍ストアと提携して、売れ筋商品を把握しよう
電子書籍ストアと提携すると、アフィリエイトで売れている本のランキングが定期的にメールで送られてくるので、売れ筋商品を把握することができます。
ただ、全ての電子書籍ストアが、ランキング情報を送ってくれるわけではない点は要注意ですね。
個人的には、Yahoo! japanグループが運営する電子書籍ストアebook japanとの提携はかなりおすすめです。
本の中でも漫画に限定されてしまうのですが、成果が出やすいタイトルをランキング形式でメールにて紹介してくれますし、簡単なあらすじも教えてくれます。
電子書籍ストアとしても優良で、キャンペーン・クーポンによる割引が豊富かつ、ポイント還元も充実しています。
1度使ってみて、便利さを体験するのも良いかと。
▼公式サイト
ちなみに、先ほど紹介したASP・・・・・・A8ネット・バリューコマースのどちらでも提携可能ですよ。
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電子書籍も売ろう
紙の本だけでなく、電子書籍も売った方がいいと思います。
電子書籍は、シェアが拡大している市場なので、先行きが明るいですし、何より、紙の本より報酬単価が高いからです。
企業ごとに異なりますが、紙の本の報酬単価が2~3%程度に対し、電子書籍は8~11%の報酬を出してくれる企業が多いですね。
1冊売れた時の報酬が紙の本の倍以上あるので、基本的には、紙の本への商品リンクだけでなく、電子書籍への商品リンクも貼った方がいいでしょう。
電子書籍を販売するストアは、かなりの数があって、Amazonの運営する『Kindleストア』や楽天の運営する『楽天Kobo』、Yahoo! japanグループが運営する『ebook japan』やCMでおなじみの『Book Live!』や『コミックシーモア』などが有名ですね。
電子書籍のレンタルサービス『Renta!』も知名度が高い。
いくつもの企業がシェアを取り合い、さまざまなサービスを実施して競い合っているので、電子書籍ユーザーが使用しているストアもかなりばらついています。
なので、「全部リンクを作れ」とまでは言いませんが、いくつかの企業と提携して、リンク先を増やしておいた方がブログに訪れてくれる読者に対して親切なサイト設計になるかと。
売上アップにもつながりますからね。
A8ネット・バリューコマースはさまざまな電子書籍ストアと提携できますよ。
特に、バリューコマースは、かなり豊富でおすすめ。
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収益の柱を本の紹介のみにしない
収益の柱を本の紹介のみにしない方がいいと思います。
なぜなら、本は報酬単価が低いからです。
企業ごとに報酬率は異なりますし、売れた商品が紙の本か電子書籍かでも変わってくるので、一概には言えませんが、アフィリエイトは本の価格の2~11%が報酬となっている企業が多いイメージですね。
本1冊の価格が、だいたい500~1500円ほどなので、1冊あたりの報酬単価は10円~165円ぐらいが相場かと。
もしかすると、特別単価交渉で、人気ブログはもっと報酬率が高いのかもしれませんが、当ブログはそこまでの実績をあげれていないので分かりません、ごめんなさい。
ブログから本を紹介して稼ぐにあたって、この報酬単価が安いことが問題です。
10~165円が相場なので、本が1冊売れた時の報酬単価を中間地点である90円と仮定します。
月5万稼ぐには、5万円÷90円=約555冊売らねばなりません。
各ブログの戦略にもよるかと思いますが、PVの1%ぐらいなら努力で達成できると思うので、PVの1%成約をとれると仮定。
なので、月5万稼ぐには、月間で5万5500PV必要かと思います。
5万5500PV稼ぐのって、簡単に達成できるように感じてしまうような記事が多いですが、かなり難しいです。
なので、ひたすらに本だけ紹介していると、なかなか稼げずブログを続けていくのが辛くなってやめてしまう可能性が高い。
なので、収益の柱を本だけにするのではなく、報酬単価が高い商品も扱っていくべきだと思います。
例えば、小説を紹介した際に、その小説が映像化されているならば、その映像が配信されている動画配信サービスを合わせて紹介してみたり、ファッション誌を紹介した際に、そのファッション誌に載っていたブランドの特集記事を作って、服やアクセサリーも紹介してみるといった具合ですね。
報酬単価が高ければ高いほど、成約数が少なくてもまとまった収益になりえますし、お金が稼げる=モチベーションの維持につながりますからね。
ですので、たくさんの企業と提携することができるASPが重要なので、『A8ネット』と『バリューコマース』だけでも、おさえておいた方がいいと思います。
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書評ブログの始め方
ステップ① ASPに登録
ASPに登録しないと書評ブログをはじめても収益化することができません。
ですので、はじめにASPに登録しましょう。
ASPによっては、サイトを持っていないと登録できないところも多いです。
また、審査が設けられていて、サイトを持っていてもコンテンツが薄かったりすると審査が通らず、アフィリエイトが始められないなんてことも多々あります。
そこで、先ほど紹介したA8ネットを有効活用しましょう。
A8ネットは、サイトを所有していなくても無料登録が可能なので、初心者に最適のASPです。
A8ネットの運営会社ファンコミュニケーションズは東証1部上場企業なので、取引相手の顔が見えないネットビジネスにおいて、信頼できる会社という点でも最初に登録するASPとして適していると思います。
A8ネットを利用して、書評ブログの収益化方法を確立しておきましょう。
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ステップ② レンタルサーバーを用意しよう
書評ブログを収益化したいなら、レンタルサーバーを借りて、独自ドメインを取得し、自前のブログを用意することをおすすめします。
「無料ブログでも良くない?」という人もいるかもしれませんが、収益化を目的とするなら、個人的にはおすすめできません。
無料ブログには、以下のデメリットがあるからです。
- 広告の配置制限がある
- ブログサービスが突然終了してしまう可能性あり
- レイアウトが自由にできない
どのデメリットも収益化に実害がありますし、そもそも安全にブログを運営できるかという点に不安が残るので、自前でブログを用意しておくことを推奨します。
自前でブログを用意するには、まず、サーバーをレンタルしてあげる必要があるのですが、私のおすすめはエックスサーバーですね。
word pressというCMSを使うと簡単にブログを作成することができます。
word pressとは、htmlやcssといったブログを構成しているコンピューター言語がわからなくても、簡単にブログを作成できるように補助してくれるシステムです。
エックスサーバーを使うと、word pressのインストールが簡単にできるので、おすすめなわけです。
私は文系出身者で、コンピューター言語とかよくわからないなとか思いながらブログを始めたのですが、サイト内のマニュアルを見ながら、普通にできました。
それぐらい簡単なので、エックスサーバーは初心者にこそおすすめですね。
いくつかプランがあるのですが、最も価格の安いX10プランで、書評ブログなら十分だと思います。
ちなみに、word press自体は無料なので、自前でブログを用意すると言っても、有料のプラグインやテーマを購入しないなら、基本的にレンタルサーバー代と独自ドメイン代金ぐらいしかかかりませんよ。
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ステップ③ 狙うキーワードを決めよう
書評ブログを書き始める前に、googleの検索エンジンで上位表示させたいキーワードを決めておきましょう。
そもそも、書評ブログをいくら書いても、自分のブログに訪れてくれる人がいなければ収益は上がりません。
そこで、googleの検索エンジンで自分の書いた書評を上位表示させてあげる必要があるのですが、適当に書きなぐっても上位表示されることは少ないです。
なので、どんなキーワードを攻めるのか、いくつか見繕っておくと良いと思います。
例えば、小説が好きな人ならば、「おすすめ 小説」を狙いにいくといった具合ですね。
狙うキーワードは、検索ボリュームが大きめのものの方が良いですよ。
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ステップ④ キーワードを意識して書評を書き始めよう
googleの検索エンジンで上位表示させたいキーワードを意識して、書評を書いていきましょう。
ステップ③で、狙うキーワードは大きいものの方が良いと言ったのですが、書き始めるのは、検索ボリュームが小さいキーワードからですね。
基本的に検索ボリュームが大きいキーワードは競合が強いです。
なので、大きいキーワードばかりを狙って書いていると、中々上位表示されないので、読者が増えません。
読者が増えない→収益が増えない→書評ブログが嫌いになる→辞めるという悪循環に陥ってしまう。
そこで、検索ボリュームが小さくて、競合が弱いキーワードから狙って、書評を書いていくのを推奨します。
ステップ③の例で言うなら、「おすすめ 小説」というキーワードを狙って記事を書いていくのではなく、「おすすめ 恋愛 小説 短編集」など、検索ボリュームが小さくて、マニアックなところを突いていくイメージ。
ただし、ステップ③で決めたキーワードと全く無関係な書評はダメです。
「おすすめ 小説」を狙うと決めたのに、「カレー作り おすすめ 本」というキーワードで書評を書くとかはダメ。
必ず「おすすめ 小説」というキーワードで検索して訪れたユーザーが興味をもつような関連性が高めの書評を書いてください。
関連性の高いキーワードをいくつも上位表示させることで、小説に関して充実した情報を掲載しているサイトだとgoogleの検索エンジンに認識させ、最終的に「おすすめ 小説」のような検索ボリュームが大きいものでも上位表示されていくという仕組みなので。
なので、ステップ③で決めたキーワードを意識しつつも、検索ボリュームが少なく、競合が弱いところから書評を書き進めていくのが良いかと思います。
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まとめ
書評ブログをどうやって収益化してくのかまとめてみました。
書評ブログは稼げるという意見には、賛否両論あると思いますが、私は「稼げる」と思っています。
一方で、大金を稼ぐのは難しいとも感じています。
ただ、一つ言いたいのは、書評ブログで本の紹介をする事だけが、書評ブログでの稼ぎ方のすべてではないということです。
書評ブログで本を紹介して稼いだら、他の商品を紹介してはいけないといったルールはありませんし、気にする必要もないかと。
色々試行錯誤して、自分なりのメソッドを見つけていくのも面白いですよ。
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