【少女漫画】高校デビューが男性の私でもハマるぐらい面白かったので、魅力を伝えます。
目次
作品情報
| 作者 | 河原 和音 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社 |
| 巻数 | 単行本：15巻(完結) 文庫版：8巻(完結) |
| 電子書籍 | 〇 |
作者は河原和音、出版社は集英社となっています。
2004年に単行本が発売された作品で、一般的な漫画サイズの単行本と、内容が凝縮されている文庫版の2種類が販売されていて、単行本は全15巻、文庫版は全8巻となっています。
単行本は電子書籍化されているのですが、文庫版は電子書籍化されていません。
単行本は全15巻となっていますが、14巻と15巻はタイトルが『高校デビュー―遠恋編―』と変化し、番外編が収録されています。
Amazon(単行本)
あらすじ
中学まで部活少女だった長嶋晴菜は、高校では恋に全てをかけようと高校デビューを目指します。
しかし、今いち「男ウケする女性」をわかっていない晴菜は、気合をいれた格好でナンパ待ちしてみるものの、誰も相手にしてくれません。
そんな時、街をぶらついている男性が、「人気が出ると予想した女性が皆人気出るな」と友人からもてはやされているのを目撃します。
どんな男性か気になり、一目見ようと近づこうとした際、つまずいて靴が脱げてしまいます。
その靴を拾ったのが、先ほどもてはやされていた男性――小宮山ヨウ――でした。
その後、晴菜は、ヨウが同じ学校の生徒だと知り、男受けする女性になるためのコーチを依頼し、高校デビューしていくといった内容になります。
登場人物
長嶋 晴菜(ながしま はるな)
主人公。
服・化粧・髪型のセンスがない女の子。
野望は高校デビューすること。
中学時代は、ソフトボールにすべてをかけてきた。
自分を変えるべく、ヨウにお洒落のコーチを依頼する。
向かってくる上級生の女子を返り討ちにできるぐらい強い。
小宮山 ヨウ(こみやま よう)
この作品のヒーロー。
男のツボを押さえている男。
お洒落上級者。
とにかくモテるけれど、その反面、嫌がらせも相当受けてきたらしい。
晴菜のお洒落コーチに就任。
男にもモテてしまうぐらいモテる。
高橋 真巴(たかはし まみ)
晴菜の親友で、中学時代のバッテリー(キャッチャー)でもある。
晴菜になにかと恋の悩みを相談されることが多い。
美人。
晴菜を自宅にあげると、少女漫画を音読される。
小宮山 麻美(こみやま あさみ)
ヨウの妹。
愛称は『あっさ』。
晴菜の高校で出来た友達。
学年一の美少女で、自分が可愛いということを理解している。
料理上手。
将来の夢は、セレブの妻。
田村 史也(たむら ふみや)
ヨウの友達。
愛称は『フミ』。
天然で鈍感。
優しいけれど、優しすぎて、若干あっさにパシりにされている感が否めない。
朝丘(あさおか)
ヨウの友達。
人間観察が得意。
気が利いて、仕事もできる。
ヨウが慌てる姿を見て楽しんだり、晴菜をからかったりするような小悪魔な一面もある。
見どころ
お洒落な服装
物語の舞台が高校なので、制服メインと思いがちですが、高校デビューは私服の場面がとても多いです。
毎回違う服装をしているので、登場人物が着ている服装の変化も楽しめますよ。
特に、晴菜は最初の方は、自分に似合わない服装ばかりしているのですが、物語が進むにつれてお洒落になっていくところが面白いです。
晴菜を中心とした、登場人物たちの服装は見どころですよ。
ヨウの格好良い場面
作品のヒーローであるヨウがとにかく格好良いです。
晴菜がピンチになると助ける様は、男でも胸キュンしてしまうでしょう。
私的に特に格好良かったワンシーンは、2巻の傷ついた晴菜を慰める場面です。
降り積もる雪の中。
恋愛の辛さを知り、作り笑いを必死に浮かべる晴菜をヨウが抱きしめながら、こういう時は泣いてもいいと慰めます。
腕の中で泣きじゃくる晴菜にそっと一言。
「絶対いい男見つけてやるから」
……格好良すぎる。
あっさの言動
ヨウの妹であるあっさは、自分が可愛いということを理解しているので、小悪魔な感じが行動の節々に出ています。
女性が嫌う女性って、あっさみたいな性格の人なんだろうなと思ってしまう性格の悪さ。
そんなあっさの小悪魔感が出ている言動は、現実世界でもこんな奴いたなと思ってしまうこと間違いなし。
あっさの言動は、人間味があっておもしろいので、見どころです。